メトロノームの選び方、種類や特徴について

前回メトロノームの使い方などについて説明させていただきましたが、今回は選び方や種類や特徴について書いていきたいと思います。

メトロノームは形や色、音も様々でどれを購入したいかわからない方が多いと思うので、参考にしていただけたら嬉しいです。
最初に紹介するのは、昔からある定番のメトロノームです。

メトロノームのフタにはminatoと書かれてあります。冠のデザインも素敵です。

これは母の物で、もう50年以上前のメトロノームです。懐かしいと思われる方もいるのではないでしょうか?今でもちゃんと動きます。この形のプラスチック製もありますが、やはり木製の方が音の響きがあり、聞いていて心地いいです。私はとても気に入っていますが、手動なので、オルゴールのように段々とゆっくりになって、終いには止まってしまうので、そこが難点です。

この前、小学生の女の子の生徒さんが、この形のプラスチック製メトロノームを見て、「先生、これ加湿器?」と言われてしまいました。最近は、この形のメトロノームを知らない子は結構多いです…。

ヤマハのメトロノーム
加湿器に間違えられた、ヤマハのメトロノーム。

次に紹介するのは、私が普段使用しているメトロノームです。時計で有名なセイコーのメトロノーム。モデルはSQ60。4年位前に購入しました。今も4000円くらいで購入できます。シンプルで使いやすいです。

メトロノーム
以前もセイコーさんのを使用していました。壊れてしまい、これは2代目。

電子なので、段々と遅くなることはないですし、チューナー(正しい音程を示してくれる装置)も付いているので、ピアノがなくても簡単にバイオリンの調弦(演奏する前に音を整えること)ができます。音が鳴ると同時に緑で表示され、拍の頭を赤で表示することもできるので、視覚からもテンポ感を感じ取ることができると思います。

最近は、メトロノームのアプリも充実しています。無料のアプリもあるで、メトロノームを使用して練習することを試されたい方、オススメです。外出先(スタジオやカラオケで練習など)でメトロノームを使用したい時も便利です。

どのメトロノームもデメリットは少なからずあります。自分の練習スタイルに合うメトロノームを探すのが1番大事かなと思います。

バイオリン講師 澤井亜衣