ミュートあり、なしの音、手作りミュートの音載せてみました。
ミュート(弱音気)とは楽器の音を弱めるための器具です。
でも、どちらかと言うと音を弱めるよりは音色を変える効果の方が強いと思います。
ミュートは作曲者の指示により装着します。
楽譜にcon sordino と書かれてあったら、ミュートを着け、senza sordinoと書かれてあったら外します。
私はバイオリンの形をしたGEWAのトルテというミュートを使用しています。
ネットで600円程度で購入できます。その他にも色々な種類のミュートがあります。http://www.maccorp.co.jp/carlo/mute.html
幼い頃、ミュートを使用した曲は弾かないというか弾けないので(難しい曲や、オーケストラの曲に使用されることが多いです。)「かっこいい!」とか「大人になったら使用できる!」と私は憧れていました。
先生の楽器にミュートが着いていると「かっこいいな~」と思っていたものです。
装着の仕方ですが、左から三番目の弦(D線)に、ミュートの切れ目を引っかけて、駒に着けます。
実際にミュートありとなしの音はどれくらい違うのでしょうか?
生の音の方がわかりやすいのですが、せっかくなので、載せてみようと思います。
まずは、普通にドレミファソラシドを弾いてみました。ミュートなしの音です。
これが、ミュートありの音です。
音源だとわかりづらいかもしれませんが、少しミュートありの方が音が籠って聞こえます。
ロシアに留学していた頃、ミュートを買える環境があまりなかったため、手作りミュートを使っていた学生が結構いました。
その手作りミュートがこちらです。
ただの紙ですが、着けるとミュートの役割りをしてくれます。この手作りミュートの音がこちらです。
市販のミュートの方が音の変化があると思いますが、ミュートを忘れた方、興味のある方、是非試してみて下さい。
7月27日(土)に鶴川にあるバー、ロワゾーブルーにて20:00〜演奏いたします。夏の限定カクテル、モヒートやスイカのソルティドッグもあるようです。お時間がありましたら、是非お越し下さい。
バイオリン講師 澤井亜衣