バイオリンを始めてみたいけど何をどうしたらいいのかわからない方へ

1月は目標を決めたり、新しいことにチャレンジしたりする方がとても多いと思います。私も今年はこんな年にしたいとか、バイオリンでこんなことができたらいいな、とか考えています。

これからやってみたいこと結構あります。でも何をどうしたらいいのか初めてのことは分からないことが多いです。ネットや本など大量の情報はありますが、あり過ぎてどうしたらいいのかわからなくて今までやめてしまうこともありました。

私のように、バイオリンをやってみたいけど何をどうしたらいいのかわからない方のために今回は書いていこうと思います。

バイオリンを始めるためには、1番の問題が楽器だと思います。高額なイメージがあって始められない人、どこで買えばいいのかわからない人、どんな種類があるのかわからない人、こういう方々が多いような気がします。このような相談はよくあります。バイオリンは安いもので一万円程度で購入できます。ただそのくらいの値段だと、音を合わせる部分、アジャスターの調整がうまくいかず弾きづらいですし、音が鳴りづらいので、オススメはしていないです。

バイオリンのアジャスター

私がオススメするのは、バイオリン、弓、ケース、付属品、全て揃って七万円前後の物。初心者でも扱いやすいですし、全て揃っているので、すぐ弾くことができます。1年間バイオリンを習ったとすると月6000円くらいです。これなら続けられるかもしれないです。できたらもっと弾き続けて欲しいですが。長年そのくらいの値段でしたら、弾いていて問題ないと思います。

続けられるか不安という方にはレンタルがオススメです。3000円くらいから借りられます。これなら気兼ねなく始められる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バイオリン初心者の方は、自分自身が弾けないので自分が音を確かめられないですし、持った感覚が他のバイオリンとどう違うのかがわからないのが難点です。そんな時は楽器店の人や先生に弾いてもらってください。私も相談に応じたり、楽器店に行って一緒に選定したり、体験レッスンでは無料で貸し出ししています。私が思っている以上に敷居が高いイメージが根強いバイオリンですが、できるだけ親近感がわくように心がけています。

習い続けると、バイオリンが弾けるようになってご自身で楽器の選定がしやすくなってきます。自分の音の好みも出てきます。バイオリンに対する知識も増えて選ぶのが楽しくなってきます。そうなると、お店によく通うようになったり、弦楽器フェアに行くようになったりして、楽器を買い替える方が多いです。

楽器選びもバイオリンを習う一つの楽しみだと思います。長年使用してると愛着も湧いてきますし、音色も変わってきます。私も自分の楽器の使用歴は長く、愛着があるし、これからも大事にしていきたいと思っています。

バイオリン講師 澤井亜衣