日本語読みだとロシアでは伝わらないクラシック 作曲家
ロシアで、たいていのクラシック作曲家は日本語の発音で通じるのですが、この作曲家だけはどうしても伝わりません。
それがハイドンです。
ハイドンはオーストラリアの作曲家で交響曲を数多く残しています。交響曲の「時計」や「驚愕」などが有名です。交響曲の父と呼ばれています。
ハイドンはロシア文字で書くとこうなります。
гайдн
この最初の文字「г」はアルファベットの「ゲー」で、フィギュアスケーターのエフゲニープルシェンコ選手の「ゲ」や、アニメ「チェブラーシカ」に出てくるワニの「ゲーナ」の「ゲ」がこの文字です。
ではハイドンを何と発音するのか?ガイドンです。「ハ」と「ガ」では、さすがに似てないので全く伝わらないです。
ロシアにはハの発音がないので、「ハリー・ポッター」も「ガリー」となり、ハリー・ポッターのメガネの容姿からは想像つかないような、いかつい感じになります。
ちなみに私の名前は「さわいあい」ですが、「さわい」の発音は「サヴァイ」となり、「あい」はロシア語で書くと下の写真のようになり、まるで携帯会社のよう。
きっと外国人の方も、日本にはない発音が名前に入っていたりするんだろうな。と思います。
バイオリン講師 澤井亜衣