YouTubeにて《愛の挨拶》を公開したので、詳しく解説します!
前から、動画を少しずつ作り始めています。
エルガー作曲《愛の挨拶》をYouTubeにアップしました。
優しく語りかけるようなこの作品は、「愛」という言葉の華やかさとは少し違って、
静かで、でも確かに心に残るやさしさがある気がします。
録音や編集、サムネイルの作成など、いつも思っていた以上にたくさんの準備が必要で、
「届ける」ということの大変さと、ありがたさの両方を感じました。
エルガー(1857~1934)はイギリスの作曲家。
近代イギリス音楽の発展に貢献しています。
威風堂々も彼の代表作です。
愛の挨拶は恋人アリスに婚約を記念して贈った曲です。
エルガーはアリスの音楽の先生だったのですが、
身分の違いから結婚を反対されていたようです。
アリスに先立たれたエルガーは創作意欲をなくすほどだったそうです。愛妻家ですね。
もともとはピアノ曲ですが、上品で気品のある作品はとても人気があり、様々な編曲がされています。
ちなみに私が好きな編曲は弦楽です。
バイオリンではホ長調とニ長調で書かれた2つの愛の挨拶を良く演奏するのですが、ホ長調の方がフラジオがあったり、音域も高く難しいです。今回はホ長調で演奏しています。
ホ長調の方がニ長調よりバイオリンの魅力が引き立つと思うのでこちらの方が好きです。
聴いていただけたら嬉しいです。
まずはショート動画
こちらは全曲演奏。
こういうゆっくりな曲を美しく弾くのは難しいですね。
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ロシアの曲を中心にアップしていきますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
バイオリン講師 澤井亜衣