2台のバイオリン でスーパーマリオ弾いてみました!

レッスンではクラシックを教えることが多いのですが、その他のジャンルをレッスンすることもあります。

バイオリンを上達する方法の一つとして、好きな曲を演奏することだと思います。今まで、やる気のなかった小さな子供達が好きな曲になった途端に練習をするようになり、上達するようになったのを幾度もみてきました。どう考えても、今やってるクラシックの教則本より難しいのに、アニメソングや駅メロやゲーム音楽の方が上手に弾くのです。本当に不思議です。

やっぱり好きなものにはかなわないな、と毎回思います。

もちろん大人の方も同じことで、好きな曲の方がやる気が出て練習量も増えると思うので、出来る限りご要望に沿ってレッスンしています。

私はクラシック以外のジャンルはあまり詳しくないので、生徒さん達に教えてもらってます。

今回載せた曲はスーパーマリオオデッセイエンディング。

男の子の生徒さんから弾きたいと言われ、聴いてみたら、私が気に入ってしまいました。

とても壮大な音楽で、冒険してるような感覚になります。エンディングなので、ゲームの達成感とかゲーム中のシーンの回想なのか、このゲームをしたことがないので、ちょっとよくわからないのですが、ゲームしてなくてなくても気に入ったので、二重奏にしてみました。

もちろん男の子1人で弾いても良かったのですが、オリジナルの壮大な感じを残したかったのと、まだファーストポジション(出せる音が限られます)しか弾けないので、全部この曲を弾くにはサポートしてくれるような人がいたらと思ったからです。

ということで、男の子ができるだけ弾けるようにファーストバイオリンはファーストポジションのみにして、そして伴奏が複雑にならないようにしてあります。

まずはオリジナルがこちら。


セカンドバイオリンを弾いて録音したものに、ファーストバイオリンを合わせて弾いてみました。

そして2台のバイオリン にアレンジしたもの。

ちょっとテンポが遅かった、、、。

小さい頃は弾きたい曲があっても技量が追いつかないので、諦めなきいけない曲がありました。上手になったら弾きたいと思っていたものです。

少し工夫してあげれば、弾くことができたり、抜粋して弾いたりすれば、結構色々弾ける曲ってあるので、更に音楽に興味を持ってもらえればと思います。

オーケストラ版に比べれば、スケールが小さくなったかもしれませんが、1台よりはマシかなと思います。

最近マリオを編曲していたからか、ラヴェルの「ツィガーヌ」が更にゲーム音楽に聴こえます。

バイオリン講師 澤井亜衣