誰もが否定しない!バイオリン上達法とは?

バイオリンを習っているからには、やっぱり上達したい気持ちってあると思います。

私も学生の頃は上手くなりたいと思っていましたし、今でも上手くなりたいという気持ちは変わりません。素晴らしい演奏を聴いたりすると、ああいう音出したいなあと思います。

練習方法は人それぞれですし、先生によっても教え方は違うし、流派や時代によっても変わってくるだろうと思います。自分に合ったやり方や効率よく練習する方法を探すのは本当に難しいものです。

私は数名の先生に習いましたが、先生によっては真逆のことを言われることもあります。音楽には正解はないので、色々考えて最終的には自分で判断するのだと思います。考え方も変わってきて、何回も弾く曲は運指や運弓が変わることもよくあります。

例えば、メトロノームで練習するのが好きな先生もいれば、音楽的によくないからと使用を嫌う先生もいて、練習方法や教えることは試行錯誤の連続です。今回はみんな賛同してくれる練習方法について書きたいと思います。

それは、自分の演奏を録音することです。

自分の演奏は本当は聴きたくないんですけど、やっぱり聴いて客観的になって、冷静になることは大事だと思います。大事だ思っていても現実逃避したくなるので、たまに、時々、ちょくちょく録音しないのですが、そこができるかできないか、真摯に受け止められる人かで、本物の音楽?(←嘘くさいですが)を奏でることが出来るのだろうと思っていながらも、、、とだらだら書きそうなのでこの辺で言い訳はやめます。とにかくみんなやっている練習法ですし、もうやってる人も多いと思います。

日本人の音楽家、ロシア人の音楽家もやっていて、学生時代に勧められましたし、実際に勧めてくださった50代のロシア人ピアニストは今でも自分の演奏を録音していると話していました。その方は、衰え知らずどころか、今でも上達しているので、本当に尊敬します。

学生の頃はレッスンを録音して、家で聴きなおしていましたが、これが怒られた時のレッスンだと本当に聴きたくなかったです。

でもそういう同じ思いになった方は上達する時間が圧倒的にはやくなると思ってきいてほしいと思います。

人間の集中力は15分程度と聞いたことがあるのですが、実際聴いてみるとアドバイスを忘れていることが非常に多いです。しかもレッスンの次の日に聴いているのにもかかわらずです。私だけかもしれないですが、すべてを記憶するのは難しいので、やはり録音は大事です。最近は動画を撮る方もいらっしゃいます。フォームも確認できて更に良いと思います。

やはり、素晴らしい演奏家たちは練習の仕方など本当に工夫をされて、努力をされているのだと思います。

バイオリン講師 澤井亜衣