ロシアのジャガイモ
ロシアでジャガイモの存在は大きいと思います。ロシア産のジャガイモもありますし、ヨーロッパからもジャガイモを輸入しています。
惣菜パンやスープ、メインの付け合わせ、サラダに使用され、ファーストフードでは必ずフライドポテトはソース付きで頼み、ポテトチップスもよく食べるので、とにかく消費量は多いと思います。
メインの付け合わせのジャガイモの調理法もピューレ、フライドポテト、粉吹き芋っぽいもの、炒めた感じのジャガイモなど食べたことがあり、バリエーションが豊富です。
基本野菜は量り売りなので、ジャガイモも同じです。すでに袋詰めされているジャガイモもあり、2キロ〜30キロくらいの袋詰めのジャガイモが売っています。
カップ麺のような感じで、お湯を注ぐとジャガイモのピューレになる商品も日常的に食べます。手軽なので買い物客の多くのカゴの中にはカップのジャガイモピューレが入っています。
留学中にお腹を壊したことがあり、病院に行ったら、お医者さんから、「消化に良いもの食べて下さい。ジャガイモとか。」と言われたので、ジャガイモ好きな私は病院帰りに3キロの袋詰めされたジャガイモを購入。煮たり、ピューレにしたり、サラダにしたり、お腹の調子が悪いにもかかわらず、美味しくてたくさん食べて太ったので、それ以降は一個とか二個とかを量り売りで購入していました。
そしてジャガイモを一、二個入れてスーパーのレジに持って行ったら、レジのおばさんからこんな言葉が、
「これだけで、何作るの?」
「…」
一、二個で購入するお客、いないです。
そして、このレジのおばさんの言葉はとてもロシア人っぽいです。このお節介な感じがロシア人のいいところなのです。
バイオリン講師 澤井亜衣