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ロシアのバイオリン教材のここがすごい!音源を載せてみました。

ロシアにはロシアの教材があります。驚いたことは、バイオリンの導入の教材がたくさんあること。どれも楽しそうで、こんな教材だったら小さい頃ちゃんとやったのに。というものばかりでした。本当によくできているし、数もたくさんあるから、選ぶことができます。

私は4年生の時に教授法という授業を受けていました。教授法の授業は弦楽器の学生だけで受けるので、先生はバイオリンを普段から教えているヤクボスカヤ先生。小さい子供達をたくさん教えている先生でした。教授法では、生徒との接し方、教材の事、教え方などを学びます。実際に先生のレッスン風景を見学することもありました。

先生は楽譜を出版しており、その楽譜をたまに授業で使用していました。自分が作曲したオリジナルものからロシア民謡、クラシックなどなど。とてもわかりやすい教材なので私も購入しました。

とても熱心な先生で、楽譜を留学生達に持ち帰って母国語に訳して出版してもいいといってくださったことを今でも覚えています。

ロシアのバイオリンの楽譜
ヤクボフスカヤ先生の楽譜
ロシアのバイオリンの楽譜

この教材も含めて、ロシアの音楽教育で素晴らしいことは大人の世界(嘘っぽくなりますが、本物の世界)が子供の頃から、初めて楽器を触れた時でもプロっぽい体験(また嘘くさい感じですが)できると思います。

例えば、今回音源にした楽譜は秋の雨という曲はイタリア語ではないものの、どのように弾いて欲しいか、生徒が弾く初めての楽譜でも、ちゃんと表記があり、親しみやすいようにオノマトペまで書いてあり(ロシアの雨の音は、カプ、カプ кап кап)ピアノ伴奏までちゃんとある。

でも!!!!

バイオリンはレの音だけ。0の指で弾けるので、指で押さえることなく簡単ですが、ただ一人でレの音を弾いているだけでは何が何だかよくわからないし、つまらない。レの音だけでは音楽に聴こえないかもしれない。ピアノ伴奏のハーモニーにより、あたかもバイオリニストになったかのような、上手に弾けているような気分に小さい子ならなるはず。そんな体験ができる楽譜があることに衝撃を受けました。

その秋の雨という曲がこちら。

雨なので、子供達でもわかりやすい。そして言葉を通して音楽に繋げていくのが素晴らしいと思います。

先生は色々なアドバイスも下さり、日本の教育の話なども興味を示してくれて、とても優しい素敵な先生でした。

バイオリン講師 澤井亜衣

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