女性バイオリニスト達の個性が光るドレスを紹介します。

女性バイオリニスト達の動画やコンサートは演奏だけではなく、ステージドレスも楽しみの一つです。リサイタルでは、前半と後半で衣装を変える方も多いです。今回はそんな女性バイオリニストのドレスについて書いていきたいと思います。

基本的に女性バイオリニスト達の衣装はほとんどがロングドレスです。たまに、ヴィクトリア・ムローヴァやリサ・バティアシュヴィリがパンツスタイルで演奏しているとカッコいい!と思います。

下の写真はバイオリニスト、サラ・チャンです。彼女は、「毎回ステキなドレスが着られるので女性バイオリニストで良かった」とインタビューで語っていました。

バイオリニスト サラチャン

下の写真はアンネ・ゾフィー・ムター。いつもベアトップのドレスで、下のラインは見えていませんが、マーメイドスタイルなのも彼女のドレスの特徴だと思います。一流ブランドのものらしいです。

そして、最後にヒラリー・ハーンのドレス。デビュー当時のヒラリー・ハーンのドレスは濃い色合いの物が多く、妖艶で個人的にはとても好きです。彼女は日本でコンサートがあると、ドレスの生地の種類が豊富な為、日本で購入していたようです。

バイオリニスト ヒラリーハーン
この時代のヒラリーハーンは魔女っぽくて好きです。

女性バイオリニスト達の多くが袖のないドレスを着ています。それはなぜかというと袖のない方がバイオリンが弾きやすいからです。演奏中、結構動きます。袖があると肘があがらず、本当に弾きにくいのです。なので、バイオリンを演奏する時の衣装を購入する時には必ず試着します。そして、試着室で必ずバイオリンを弾く動きをします。(学生の頃、ちゃんと確認しなかった私のせいで、せっかく手作りしていただいた袖付きのドレスをノースリーブにした苦い経験があります)

それから、ステージから見えやすい右側にデザイン性のあるドレスを着たり、(例えば、スリットやワンショルダー)コサージュをつけるバイオリニスト達も多いです。

演奏だけではなくドレスにも個性が光ります。

バイオリン講師 澤井亜衣