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先日、大人のバイオリン教室ノータの発表会を開催しました。

発表会プログラム

発表会ではありますが、プログラムはコンサートとしています。あんまり発表会という言葉が好きではないのと、やっぱり皆さんに楽しんで聴いてもらったり、コンサートということで気持ちを高めてもらいたいという気持ちも込めて、毎回コンサートと言ってます。(生徒さん達には言ってないので、全く伝わっていませんが、勝手な私のこだわりです。)

師事した荒井先生も発表会という言葉は好きじゃないと仰っていました。なので私も荒井門下発表会に出たときは、先生のカルテットにちなんでアンモルゴーアコンサートというネーミングでした。(ユーモアのある方なのです)こういうお考えの先生、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

コロナ禍ではありましたが、希望者全員が発表会に参加できたことが何よりでした。

発表会を開催するのは色々大変ですが、終わるとやって良かった!という気持ちになります。生徒さんたちのモチベーションにも繋がりますし、発表会に参加すると必ず誰でも上達するからです。
今回もやって良かった!と思いました。色々今回もハプニングはありましたが、あたたかく生徒さん達が見守ってくださいました。本当にありがとうございます。

ファツィオリのピアノ
ファツィオリのピアノ。
会場によっては珍しいピアノと合わせられるのも楽しみの一つ。

お子様も参加しましたが、8割くらいが成人です。
発表会の8割が大人というのは珍しいかもしれないですが、大人のバイオリン教室なので大人がメインでした。
中々、生徒さん達の演奏を聴く機会がないので、皆さん演奏前後、熱心に聴いていました。
向上心、やる気、音楽好きの方達のパワーは凄まじく、集結すると本当に濃かったです。
とても内容のある発表会となり、私も刺激を受けました。

発表会は、普段のレッスンでは経験できない緊張感や非日常的な事(例えば、ドレスアップしたり、プロの方に写真を撮ってもらったり。)を経験することができます。終わった後の達成感もいいものです。

こうしてみると、音楽って日常生活から非日常まで関わってるなあと思いました。

当日は朝起きると首を寝違えていました。(講師演奏もあるのに、こういう時に限って。そんなもんですね)

コロナが終息したら、今回はソロのみだったので、弦楽合奏や二重奏等の発表会、ある作曲家だけに特化する発表会、生徒さんたちが弦で伴奏して、その伴奏に生徒さん達がソリストで順番に演奏していく発表会をやってみたいと夢もふくらみました。

この発表会の経験をしっかり次回に活かし、より良い発表会になるよう、頑張っていきたいと思っています。

伴奏してくださった、阿久津先生、田中先生ありがとうございました。

バイオリン講師 澤井亜衣


先日、レッスンを受けに行ってきました。
教えることが増えるにつれ、色々と考えるようになり、このままで大丈夫だろうか?
と思い、先生に連絡を取ったところ、快く引き受けて下さりました。

それから、とある場面で、上司と部下の関係性を見たときに上司がすごい人格者で、顔にも表れており、まるで七福神のような表情で徳のある方でした。こういう環境で働けたら幸せだろうな。と思ったのもレッスンを受けたキッカケです。
フリーランスで働く人が多い音楽業界は学校を卒業したあとは、他の業種に比べ、先輩や上司、先生などにアドバイスをいただく機会は少ないと思います。その分、しっかりと学校で学ぶのかもしれませんが。

最近教える時に何を考えるのかというと、生徒に対し、

自分の考えを押し付けていないだろうか?
求め過ぎではなかろうか?
柔軟性が失われていないだろうか?

最終的には、

全部大丈夫か???

となってしまい、とりあえずレッスンに行ってみました。

久しぶりのレッスンで本番より緊張し、前の日はソワソワして眠れませんでした。

私の生徒さんもレッスンで緊張するという方がいらっしゃいますが、やっぱり緊張しました。
カフェインもとらなかったり、ストレッチしたり、それなりに努力はしたのですが。

レッスンを受けてみると、初心者か?って思うくらい、楽器の持ち方、音の出し方を直されました。
結構凹みましたが、教える時の参考にしたいと思います。

留学先のレッスンでアドバイスをもらった時「今後、亜衣が教える時にこの箇所で困っていたら、こういう風に教えるといいよ。」と言われたことがあります。その時は実感がわかなかったですが、
今、習っていた時と同じアドバイスをする時があり、何とも不思議な気分です。

バイオリン講師 澤井亜衣