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レッスンではクラシックを教えることが多いのですが、その他のジャンルをレッスンすることもあります。

バイオリンを上達する方法の一つとして、好きな曲を演奏することだと思います。今まで、やる気のなかった小さな子供達が好きな曲になった途端に練習をするようになり、上達するようになったのを幾度もみてきました。どう考えても、今やってるクラシックの教則本より難しいのに、アニメソングや駅メロやゲーム音楽の方が上手に弾くのです。本当に不思議です。

やっぱり好きなものにはかなわないな、と毎回思います。

もちろん大人の方も同じことで、好きな曲の方がやる気が出て練習量も増えると思うので、出来る限りご要望に沿ってレッスンしています。

私はクラシック以外のジャンルはあまり詳しくないので、生徒さん達に教えてもらってます。

今回載せた曲はスーパーマリオオデッセイエンディング。

男の子の生徒さんから弾きたいと言われ、聴いてみたら、私が気に入ってしまいました。

とても壮大な音楽で、冒険してるような感覚になります。エンディングなので、ゲームの達成感とかゲーム中のシーンの回想なのか、このゲームをしたことがないので、ちょっとよくわからないのですが、ゲームしてなくてなくても気に入ったので、二重奏にしてみました。

もちろん男の子1人で弾いても良かったのですが、オリジナルの壮大な感じを残したかったのと、まだファーストポジション(出せる音が限られます)しか弾けないので、全部この曲を弾くにはサポートしてくれるような人がいたらと思ったからです。

ということで、男の子ができるだけ弾けるようにファーストバイオリンはファーストポジションのみにして、そして伴奏が複雑にならないようにしてあります。

まずはオリジナルがこちら。

そして2台のバイオリン にアレンジしたもの。

セカンドバイオリンを弾いて録音したものに、ファーストバイオリンを合わせて弾いてみました。

ちょっとテンポが遅かった、、、。

小さい頃は弾きたい曲があっても技量が追いつかないので、諦めなきいけない曲がありました。上手になったら弾きたいと思っていたものです。

少し工夫してあげれば、弾くことができたり、抜粋して弾いたりすれば、結構色々弾ける曲ってあるので、更に音楽に興味を持ってもらえればと思います。

オーケストラ版に比べれば、スケールが小さくなったかもしれませんが、1台よりはマシかなと思います。

最近マリオを編曲していたからか、ラヴェルの「ツィガーヌ」が更にゲーム音楽に聴こえます。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアの隣国ウクライナ。

ウクライナにも有名な音楽学校があり、バレエも盛んです。日本にもバレエ団が時々来日しています。サンクトペテルブルグに住んでいた時は、ウクライナ語で書かれた食品をたまに買っていましたが、ロシア語と文字は似ているものの読めなかったので、やっぱり国が違うんだなあと思った記憶があります。民族衣装がとても華やかで鮮やかで、赤カブのスープ、ボルシチはウクライナ発祥と聞いたことがあります。

高校時代にお世話になった先生はウクライナのオデッサ生まれで、モスクワで教えていました。とてもステキな先生で、バイオリニストのオイストラフとピアニストのホロヴィッツもウクライナ生まれのことを誇りに思っていました。

私はサンクトペテルブルグで音楽院の寮に住んでいましたが、斜め前の部屋にウクライナ出身のリューダちゃんも住んでいました。外国人寮だったので、ロシア語をペラペラに話すリューダちゃんがなんで外国人寮なのか私には不思議でしたが、そっか、今はウクライナで旧ソ連だからということでした。でもロシア語ペラペラのリューダちゃんはロシア人と同じ授業を受けていました。そっか、ウクライナは旧ソ連だからかということでした。

島国である日本生まれの私にとって、この隣国の複雑性の感覚はなく、どのような感情なのか想像がしづらいものですが、この出来事は私の中でうまく消化できなかったことを覚えています。

色んな国から音楽を学びたい一心でサンクトペテルブルグ音楽院に留学しています。

仲が悪い国、良い国と正直ありますが、そんなこと関係なく、音楽好き仲間が集まって皆んなで支え合って生活をしていました。おかげで私は5年間住むことができました。

学生時代、戦争の恐ろしさはサンクトペテルブルグ出身のロシア語の先生からも教わりました。

先日、サンクトペテルブルグで戦争反対のデモが起きました。たぶんネフスキー通り付近だと思います。1番観光で訪れる人が多い通りです。そこが、デモに参加するロシア人と拘束する警察官でビッシリになっていて、どうしようもない気持ちになりました。

ウクライナ民間人犠牲者が日に日に増え、とても心が痛みます。

1日でも早く平和な日常が送れることを願っています。

バイオリン講師 澤井亜衣