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のだめカンタービレというマンガがあるのをご存知でしょうか?

音大を題材にした漫画でとても人気があり、上野樹里さん主演でドラマ化もされました。

クラシック音楽を題材にした、ドラマやアニメ、漫画などはたまにありますが、のだめカンタービレほどリアルなものを見たことがありません。感情移入し過ぎて見るのが辛くなるほど。でも面白いからと姉にすすめられたので見ることに。

俳優さんも楽器の持ち方が本格的ですし、ケースも音大生がよく使っているケースを使用、そしてロケも実際の音大を使っていたりと、細部までこだわっていました。

もちろんドラマの内容も、オーケストラにはSオケ、Aオケ、Bオケがあったり、コンクールや音大生特有の悩みなど本当にあるよね、こういうこと。と思いながらみていました。

今回は、実際にあったのだめカンタービレと似たようなエピソードを紹介したいと思います。

水川あさみさん演じる清良はバイオリン専攻の学生なのですが、首を寝違えてバイオリンがうまく弾けず、コンクールで優勝を逃すというシーンがありました。

ロシアで寮生活を送っていた私もしょっちゅう首を寝違えてバイオリンを弾く時にすごく痛いことがありました。ロシア寮のベッドはとても古く、ソビエト製。ソビエト連邦のベッドは何故か小さくて(私は身長159センチ)私でも長さが物足りないと感じたくらいでした。ベッドのマットレスはボロボロでべコンべコン。色は黄ばんでクリーム色ではなく、古過ぎて黄土色でした。たぶん、はたくとパフッ!っと埃がでてきそうなので、こわくて、はたいてないです。

そんなベッドだったので、よく首を寝違えていました。

寝違えた時、薬局で買っていたのが、唐辛子の絵が書いてある湿布。一枚から購入でき、値段も100円もしなかったと思います。ピアノ伴奏者のインガさんに相談したら教えてくれました。

いざ、購入して貼ってみると、、、。

10分もしない内にヒリヒリしてきてめちゃくちゃ痛い!剥がして拭いてもヒリヒリ感がとれない!さすが唐辛子!涙目で我慢。でもそうこうしているうちに治るという優れものです。

辛いけど、すごい効きました!

最後は湿布薬の話になってしまいましたが、音大生の世界を知りたい方はのだめカンタービレを見るといいと思います。でも時代が変わってきているので、オーケストラは現在必修科目ではなかったり、ちょっと今の音大生の世界は変わってきているかもしれません。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシア留学の最初の2年間くらいは音楽院の外国人学生寮に住んでいました。キッチンが1フロアに一つあり、ガスコンロが3つ。でも、3つあっても壊れていて、実際にちゃんと使用できたのは2つでした。

最初の頃は、調理器具も揃っていなかったり、キッチンの使用を遠慮してしまったりで、正直食生活はひどいものでした。そういう生活をしていることや、集団生活をしていることもあり、よく風邪を引いていました。

保険は入っていたので病院には行けますが、そこまでひどい風邪ではないですし、ロシア人もそんなに頻繁に病院へ行くことがないので、風邪の時は日本から持ってきた風邪薬を飲んでいました。

ロシア人はあまり病院に行かないせいか、薬局は24時間営業(休憩時間あり)が多くあります。ハーブのドリンクや日本では処方箋がないと購入することができないような薬も販売されています。ロシア人達と体質も違うと思うので、よほどのことがない限りロシアの市販薬は飲みませんでした。

ロシア語の先生から教えてもらったのが、ロシアでは風邪を引いた時、牛乳にハチミツを入れて飲むということ。とても甘そうで風邪引いた時にそんなの飲めるかなと思ってしまいました。日本のおばあちゃんの知恵袋みたいな感じなのでしょうか。焼いた梅干しを番茶に入れるみたいな。

風邪を引いていた時に、中国人の友達が、私の部屋に飲み物を届けてくれたことがありました。どんな飲み物かというと、お湯に赤いお砂糖と生姜が入ったものでした。あったまりましたし、とても嬉しかったです。海外で体調が悪くなると、すごく辛いのでやっぱりこういうのは嬉しいです。

国が違うと風邪の時の対応が違うなと思いました。ハチミツ入り牛乳と焼き梅干し番茶はまだ飲んだことがありません。

バイオリン講師 澤井亜衣

大人のバイオリン教室ノータが東京都内のバイオリン教室おすすめ人気ランキングで7位になりました。
とても嬉しいです。ありがとうございます!

おすすめバイオリン教室ノータ

そのサイトがこちらです。

https://my-best.com/5730

お問い合わせが増えたな?と思っていたら、体験レッスンの方から、
「バイオリン教室おすすめ人気ランキングに入っていましたよ」
と教えていただきました。全然知らなかった、、、。

大人のバイオリン教室ノータは、1対1のプライベートレッスンで、オンラインレッスンと対面レッスンを両方行っていたり、毎回好きな時間に受けられたり、一回で完結もできたり、、1時間~の長めレッスンだったり等、自由に気長にできるようなバイオリン教室です。私が習い事をするのなら、こういう感じがいいなと思ったことをノータに込めました。

教室を開く前に、大人の方を他のバイオリン講師の方より教える機会が多くありました。皆さん結構忙しくて(転勤も含め)辞めてしまう方が多かったのです。せっかくレッスン受けるのなら、効率よく受けたいですし、他の事もやりたいですし、でもしっかり音楽は続けていきたいし。って私なら思います。大人の趣味としていい意味で邪魔にならなくて、レッスン受けて良かったなって思ってもらえるような音楽教室になるよう心がけています。

コロナ禍で始まったオンラインレッスンはだいぶ慣れてきた気がします。まだまだ課題やデメリットはありますが、考えてもみなかった地方や海外からの問い合わせもあり、オンラインを通して音楽の新たな可能性に小さな希望が見えました。敷居が高いとよく言われるバイオリンもオンラインの方がやりやすいかもしれません。また、生徒さんが地方に引っ越すのでレッスンがもうできないと思っていたら、オンラインでレッスンを継続してくれるとのこと。何年も教えていた生徒さんなのでお別れが辛かったのですが、本当に嬉しいです。

これから、継続していくこと、新たに取り入れていかなくてはいけないこと、色々あるかと思いますが、
柔軟性を持ちながら、生徒さん達と関わることができればと思っています。

バイオリン講師 澤井亜衣

昨年12月に発表会の講師演奏でバッハの無伴奏バイオリンのための3番のプレリュードを演奏しました。

色々思うことがあり、ずっと弾き続けて4月になってしまいました。体力と集中力、最初から最後までできる限り同じレベルで弾けること。意外と難しいです。特にバッハは集中力と根気が大切な気がします。プレリュードはほぼ16分音符でかかれており、間違えたら持ちこたえるのが本当に大変です。間違えなきゃいいのですが。

飽きてはいないので、弾き続けてもいいのですが、色々思っていると、エンドレスになりそうなので、録画して一旦終了。年齢とともにテンポや弾き方、スラーの掛け方も変わっているところが不思議です。

バッハは本当に難しいけど、おもしろい。生徒さんもよく弾いていますが、教えていて、まだまだ「そうだったんだ!」と思うことがあります。ずっとこんな感じに思う曲なんだと思います。

友人から教えてもらって、久々にバッハのCDを購入しました。演奏者はニコライロザコヴィッチ君。現在、若干19歳のバイオリニストです。

ダニエルロザコヴィッチのCD
ダニエルロザコヴィッチのCD

知的な演奏で10代とは思えない。解説もニコライ君のバッハに対する思いが書かれており、大人だなあと思いました。精神年齢何歳なんだろう。演奏を聴いていると、私は何故か将棋士の藤井君を思い浮かべてしまいます。年齢が近いし、聡明な演奏だからなのか分かりませんが、いずれにせよ満足なCDで購入してモチベーションが上がりました。

明日から他のバッハ無伴奏を練習することにします。

バイオリン講師 澤井亜衣