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ELTのいっくんこと、伊藤一朗さんの「ちょっとずつ、マイペース。」という本を読みました。

https://www.kadokawa.co.jp/product/321807000759/

ボーカルの持田香織さんの透明感のある声は好きですし、伊藤一朗さんは、あんまり喋らないけど、いじられていたキャラクターが好きです。

高校生の時にELTのfragileという曲を選択授業で、オーケストラの楽譜にアレンジしたこともありました。

そのELTのギタリストである、伊藤さんの本はとても興味深い内容でした。

自分を客観的に見つめる姿勢が本当に素晴らくて、ああいう風になりたいと思ったし、ギターがとても好きな事が、経験したことや、言葉一つ一つに表れていました。その好きなギターのために日々努力していることはなかなかできることではないと思います。

ギタリストにならなかったら、どんな職業につきたかったとか、災害の時に音楽家は何ができるのかという内容もあり、改めて考える機会になりました。(考えるだけじゃダメなのですが)

私とは、楽器も違うし、仕事内容、知名度、色々違いますが、これに関して言えば同じ気持ちで読んでいました。

音楽の捉え方は様々で、幅広いものだと思います。言葉では伝えづらく、目に見えないものです。

音楽やっていない人でも、日常の事も書かれてありますし、面白いと思います。オススメです。

SNSで知り合いかも?ってでてきたらこわいと思ってしまう伊藤さんの気持ち、すごくよくわかります!

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアでもやはり年が明けることはとてもおめでたいことです。

年末は、ご馳走を作るために色々購入します。イクラやキャビアもこの時期が1番売れるような気がします。クリスマスと同じように家で過ごすことが多いです。お酒もすごい量を購入しています。ロシアはウォッカのイメージがありますが、ビールやワインも人気です。

それから年末にロシア人が購入するものは、花火です。ロシア人は年が明けたら花火を上げる人が多いらしく、かなりの種類の花火をスーパーで売っていました。結構本格的な打ち上げ花火なので、値段もそれなりにします。でも、惜しまず買っていくのです。

12時を過ぎると外に出て花火を上げます。色んな場所からパーン、パーンと花火の音が聞こえてくるので、この日は眠れないです。

新年のポストカードもクリスマスカードと同じように売っています。上の写真はモスクワ、下の写真はロシアのアンティークショップで見つけたソ連時代の新年の挨拶が書かれてあるポストカードです。

モスクワの新年のポストカード
ソ連時代のポストカード

年が明けたら、意外と早く授業が始まる音楽院。そして、試験期間が始まります。ギリギリにならないと試験日がハッキリと分からないのは、さすがロシア。違う意味でドキドキしながら(試験のことを考えているので)大晦日を過ごす感覚は、学生時代しか味わえない経験ですが、味あわなくていい経験です。

バイオリン講師 澤井亜衣

バイオリンのケース、最近はオシャレで軽量な物がたくさん増えてきています。色だけではなく、チェックや、スヌーピーがついていたり、ピカソの絵のケースなんかもあり、ケース選びは楽しみの一つでもあります。

今回はバイオリンケースの中がどんな感じなのか紹介したいと思います。ケースの種類によっては湿度計など付いていたりしますが、基本的には、楽器のしまいかた、付属品の収納場所など、ケースによってあまり違いはありません。

私が使用しているケースで紹介していきたいと思います。まず、フタを開けるとこんな感じです。

バイオリンケースの中

楽器を入れるとこんな感じです。

バイオリンケースの中

ケースの上の部分に、弓に塗る松脂やペグに塗るクレヨンなど、付属品を入れます。弱音器なども入れる人多いです。

バイオリンケースの松脂を入れるところ

バイオリンの横には、肩当てを入れられるようになっています。肩当てとは、バイオリンを演奏する際に安定させるために、楽器の裏側に装着させるものです。ケースの中でバイオリンとぶつかってしまうので、ハンカチをあててます。説明していると意外とバイオリンのために持ち歩いている付属品は多いなと思いました。

バイオリンケースの肩当て入れる場所

弓をしまう場所はバイオリン型のケースだと2箇所あります。弓はスペアを持っている人が多いので二本入ります。稀ですが、壊れたりするからです。あとは弦が切れた時のことを考えて、弦の替えや楽器を拭くための柔らかい布など入れてます。

人によっては、お守りや弓の場所にお気に入りの写真やポストカードを入れたりしています。楽器にスカーフを巻いたりしてしまっている人もいます。もし入れるとしたら、こんな感じです。学生の頃はプロっぽいと思ってハガキなどケースに入れていたり、受験の時はお守りも入れていました。今はシンプルに何も入れていません。

バイオリンケースの中にポストカード

人それぞれの個性が出るバイオリンケースです。

バイオリン講師 澤井亜衣

保育園のクリスマス会でバイオリンを演奏させていただきました。

聴いてくれた子供たちの年齢は0歳~3歳。幼稚園での演奏はあるのですが、保育園での演奏は初めてでしたので、こんなに小さい子供達が聴いてくれるのか正直不安ではありました。

保育園の先生達からアドバイスをいただきながら、一緒に曲を決めさせていただきました。伴奏は保育園の先生にしていただき、 演奏時間は15分。クリスマスソングを中心に馴染みの曲やクラシックも演奏しました。演奏後、子供達と遊んだりするかなと思い、動きやすい普段着で演奏しようと思っていましたが、「プリンセスに憧れている時期なのでドレスの方がいいと思います。」とアドバイスをいただき、ドレスで演奏させていただきました。

保育園のクリスマスコンサートで演奏する、バイオリンの澤井亜衣

本当に前を向いて真剣に聞いてくれました。クラシックも聴いたことがない子供達も多いと思いますが、一曲ずつ笑顔で拍手してくれてとても嬉しかったです!

保育園のクリスマス会でバイオリンコンサートをする

子供達が手に持っているのは、手作りマラカスと、手作りカスタネット。最後の曲「おもちゃのチャチャチャ」でバイオリンと一緒に合わせてみんなで演奏しました。

演奏後は着替えて、子供達と一緒に給食をいただきました。

クリスマスの給食

クリスマスのとてもかわいらしい給食。野菜もたくさん入っていて、とても美味しかったです。これが毎日食べられるのは羨ましいです。

今回はクリスマス会に演奏したきらきら星を載せてみます。せっかくだから子供たちに、バイオリンの良さを知ってほしいという先生からの提案で、バイオリンソロで演奏しました。きらきら星はバイオリンを習う時にはじめの方で習うやさしめの曲なので少し単調です。なので、アレンジして演奏してみました。

給食を食べた後は、少し子供達と会話したり、帰り際にハイタッチしたりしました。とても楽しかったし、子供達から元気をもらえたコンサートでした。

園長先生をはじめ、諸先生方、バイオリンを聴いてくれた子供達、本当にありがとうございました。

バイオリン講師 澤井亜衣

「ロシアって寒いでしょ?」とよく聞かれます。

確かに2月くらいになると、氷点下10度くらいですし、雪は降るし、運河も凍るので寒いことは寒いのですが、ちゃんと防寒しているので、そこまで寒いと感じたことはないです。

外出する際には、帽子、革の手袋、長めのダウンコートにマフラー、ブーツ(ロシアでブーツを購入すると中が起毛になっています)を履いていたので、そこまで寒さを感じません。

ロシアのおばあちゃんは毛皮のコートや毛皮の帽子をかぶります。

若い世代の人たちはダウンコートを着る人たちが多いですが、ドゥブリョンカ(дублёнка)という革のコートを着ている人もいます。市場やコート専門店で購入することができ、ピンクやマスタードイエロー、モスグリーンなど鮮やかな色も販売されています。寒い国ならではのコートだなあと思いました。

私はサンクトペテルブルグで−27度を経験したことがあります。さすがに寒く、吹雪で前が見えず、体が寒さで痛くなりました。

−27度になるとサンクトペテルブルクの街中はほとんど人がいないです。さすがに−27度になるとロシア人も出歩かないです。

その話をノボシビルスク(サンクトペテルブルクより寒い地域)出身の方に話したら、ノボシビルスクだったら「−27度くらいだったら出歩くよ。−40度だったらやめるけど」と言っていました。ロシアは国土が広いので、地域によって感覚が違うようです。

ロシアの景色は冬が1番オススメです!宮殿に雪が積もっているのは寒い国ならではだと思います。淡いグリーンや、水色などの宮殿に積もった白い雪のコントラストが綺麗です。

ロシアの冬は太陽があまり出ません。たまに太陽の光で、ダイヤモンドダストがキラキラしている時は「冬っていいなー」って思っていました。冬は暗いので、この気持ちは長続きしないのですが。でも、この暗さがダイヤモンドダストを見た時に、さらに感激させているのかもしれません。

バイオリン講師 澤井亜衣

日本でよくロシア産のカニを目にすると思います。お正月近くになると、更に見かけます。

私はロシアのサンクトペテルブルクに5年ほど留学していましたが、ロシアで本物のカニを見たことがありません。日本でロシア産のカニをよく見かけるので、ロシアに行ったら、カニがたくさんあって、安く手に入るのでは?と思っていたのですが見かけることもないので、購入すらできないのです。

カニ缶も見たことがありません。両親がロシアに遊びに来た時に、ガイドさんに「これはカニの缶詰だよ。」と言われたらしく購入。その後、私に「ガイドさんに教えてもらって、カニ缶買ったのよ。」って見せてくれたのがイカの缶詰でした。ガイドさんが日本語を間違えたのか、本当にカニだと思っていたのか、未だに謎です。

では、カニ関連商品はどんな物なら購入できるのか?

それはカニカマです。

ロシア人はカニカマをよく食べます。しかも冷凍して売られているので、冷凍食品の売り場に売っています。サラダに入れたりして食べています。色んなメーカーのカニカマは売られているし、ホタテやエビのカマボコも売っていたりするので、かなり需要はある気がします。

先輩がロシア語の先生に「カニはどこで売っているの?」と聞いたことがあるようで、その時の返答が、

「何言ってるの?スーパーで手に入るじゃない。」

どうやらカニカマを本物のカニだと思っていたロシア語の先生。他のロシア人も本物だと思っているのかは未だに謎です。

現在はロシアに本物のカニは売っているかもしれません。ロシア産のカニを日本で見るたびにロシアのカニのエピソードを思い出します。

バイオリン講師 澤井亜衣

日本でロシア料理のお店に行くと、ロシアンティーという飲み物があります。紅茶にジャム(イチゴジャムが多い)が入っていることが多い飲み物です。

ロシア語で紅茶は黒いお茶と書いてчёрный чай(チョールヌィチャイ)と言います。ロシア人はとてもお茶が大好きで、紅茶の他にも、コーヒー、ハーブティー、中国茶などたくさん飲みます。

お砂糖の変わりにハチミツやジャムを使うこともあり、これが日本で飲むロシアンティーのことです。ただ現地では、日本で飲むロシアンティーとは少し違います。日本は最初からジャムがカップの中に入っていますが、ロシアでは小皿に入ったジャムをスプーンで食べながら、紅茶を飲みます。これがロシアでの紅茶の飲み方です。

日常的にロシアンティーは楽しむので、マグカップに紅茶を入れ、小皿に入ったジャムをスプーンで食べながらいただきます。

ロシアンティー
再現すると、こんな感じです。

ロシアのおばあちゃん家に行くと、ダーチャ(別荘)で夏に摘んだイチゴなどの手作りジャムを2種類くらいお皿に入っていたりします。それをのんびりとゆっくりいただきます。お茶の時間が大好きなおばあちゃん。紅茶を飲みながら、たくさんしゃべります。

ロシアのサンクトペテルブルグ製のティーカップ

これはロシアのサンクトペテルブルク製のティーカップです。とても歴史がある陶磁器のメーカーのものです。運河の街なので、サンクトペテルブルクのイメージカラーがブルー。ブルーは好きな色なので気に入っています。

ロシアのサンクトペテルブルグ製のティーカップ
ティーカップの底にはサンクトペテルブルグとあります。

ロシアンティーを久しぶりに飲んでみました。甘酸っぱくて美味しかったです。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアでジャガイモの存在は大きいと思います。ロシア産のジャガイモもありますし、ヨーロッパからもジャガイモを輸入しています。

惣菜パンやスープ、メインの付け合わせ、サラダに使用され、ファーストフードでは必ずフライドポテトはソース付きで頼み、ポテトチップスもよく食べるので、とにかく消費量は多いと思います。

メインの付け合わせのジャガイモの調理法もピューレ、フライドポテト、粉吹き芋っぽいもの、炒めた感じのジャガイモなど食べたことがあり、バリエーションが豊富です。

基本野菜は量り売りなので、ジャガイモも同じです。すでに袋詰めされているジャガイモもあり、2キロ〜30キロくらいの袋詰めのジャガイモが売っています。

カップ麺のような感じで、お湯を注ぐとジャガイモのピューレになる商品も日常的に食べます。手軽なので買い物客の多くのカゴの中にはカップのジャガイモピューレが入っています。

留学中にお腹を壊したことがあり、病院に行ったら、お医者さんから、「消化に良いもの食べて下さい。ジャガイモとか。」と言われたので、ジャガイモ好きな私は病院帰りに3キロの袋詰めされたジャガイモを購入。煮たり、ピューレにしたり、サラダにしたり、お腹の調子が悪いにもかかわらず、美味しくてたくさん食べて太ったので、それ以降は一個とか二個とかを量り売りで購入していました。

そしてジャガイモを一、二個入れてスーパーのレジに持って行ったら、レジのおばさんからこんな言葉が、

「これだけで、何作るの?」

「…」

一、二個で購入するお客、いないです。

そして、このレジのおばさんの言葉はとてもロシア人っぽいです。このお節介な感じがロシア人のいいところなのです。

バイオリン講師 澤井亜衣

2008年にディズニーシーのスペシャルイベントに使用された音楽、シーズンオブハートを演奏してみました。バレンタイン時期のイベントだったようです。

ピアノを担当してくれたのは双子デュオピアニストで活躍している、ジュメルのちひろさん。

実は10年くらい前に、ちひろさんからシーズンオブハートを教えてもらい、何回か一緒に演奏しています。とてもキレイな曲なので、もう一度一緒に演奏してもらいました。

10年ぶりに演奏してみると、こんな風にこの曲思ってたな、とかこういう風に弾いてたな。とか思い出しました。演奏する前までは全然思い出せなかったのですが。

今回、録音したシーズンオブハートです。

東京ディズニーシーシーズンオブハート
CDには残念ながらバイオリンバージョンは入っていないです。
うさぎのジュディ

ちひろさん家のうさぎのジュディちゃん。とても可愛くて癒されます。ちひろさんありがとうございました。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシア正教の暦でロシアのクリスマスは1月7日です。クリスマスは盛大に祝います。

サンタクロースの記事でもクリスマスについて書きましたが、この時期のイサク寺院の前に飾られる、大きなマロースおじいさんとスネグーロチカとクリスマスツリーは存在感がありました。

12月に本物のもみの木 (ヨールカёлка) が路上で販売され、室内に飾ります。オーナメントもキレイな物がお店で販売しています。クリスマスプレゼントをもみの木の下に飾り、クリスマスになるとプレゼントを開けます。

クリスマスにロシア人の家に招待された時、たくさんの料理でもてなされ、クリスマスに食べるサラダやケーキなどご馳走になりました。

ロシアのクリスマス料理が掲載されている雑誌から
ロシアのレシピ本です。

ロシア人はクリスマスだけではなく、お客様をもてなす時はすごい量の食事を用意してくれるので、いつもお腹いっぱいになります。

クリスマスが終わるとサンクトペテルブルグ音楽院は試験期間です。年末年始の休みは日本より短く、年末もしっかりと授業があり、試験後に1月下旬から2月上旬にかけて冬休みになります。お正月、クリスマスは試験準備で慌ただしいです。

ロシアの作曲家シュニトケのきよしこの夜をアップしました。演奏はクレーメルです。シュニトケの作品を世界に広めたラトビア出身のバイオリニストです。

こういうクリスマスソング、結構好きです。

バイオリン講師 澤井亜衣