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東京都美術館で行われている、コートールド展に行ってきました。

コートールド美術館展

美術館は好きで、高校生くらいの頃から、特別展も常設展もジャンルを問わず、時間があれば足を運びます。

東京都美術館
東京都美術館

コートールド展は印象派を中心とした展示。イギリスにあるコートールド美術館の改修工事をしていて、その間に日本に来ているとのこと。コートールド夫妻はオペラやコンサートの支援もしていたそうです。

ルノワールの作品の「桟敷席」は自邸の音楽室に飾っていたらしいです。こんな絵が音楽室にあるなんて、とても贅沢です。

ルノワールの「桟敷席」
ルノワールの「桟敷席」当時ストライプのドレスが流行っていたらしいです。

今回作品を通じて感じたことは、画家の意志や表現する力強さ。

ロシアを代表するバレエダンサー、ニジンスキーをモデルにしたロダンの作品があったのですか、フランスに来日した際に評価されなかったことに対し、反論したそうです。作品だけで自分を表現するだけではなく、常に意見をしっかり持って生活する。表現者にとっては当たり前なのかもしれません。有名な音楽家の人生との共通点が感じられました。

この展覧会で特に印象に残った画家は、セザンヌ。自筆で書かれてある手紙?が展示されていたのですが、言葉、一つ一つに説得力があり、それを読んだ後に作品を観賞すると本当に考えに考え抜いた作品として感じられました。

セザンヌの作品は今まで静物画や人物画のイメージが強かったですが、自然の絵がいくつかあり、とても気に入りました。セザンヌの言葉、「自然によって眼が鍛えられる。」とても向上心のある力強い言葉は作品に表れている気がしました。

私は高校生の頃から、美術館に行くと、有名な絵とか代表作とか関係なく、印象に残った作品の絵はがきを購入することが多いです。

今回はこの2つの絵が印象に残りました。

セザンヌ レ・スール池、オスニー
セザンヌの「レ・スール池、オスニー」
ルノワール 春、シャトゥー
ルノワールの「春、シャトゥー」

同じ緑でも全然違います。

セザンヌの木を描いた作品はいくつかあったのですが、ペインティングナイフを使って描いてる作品があり、質感が独特で気に入りました。ハガキだとわかりづらいですが。
ルノワールの緑は色々混ざり過ぎて、言葉で色を表現できない感じが、ずっと観ていても飽きないです。何層にも緑が重なってできる緑の感じがとてもキレイです。

音楽にも印象派という言葉があります。ルノワールやモネの生きた時代に活躍した音楽家の作品等のことです。音楽の授業で、モネの作品などと一緒にドビュッシーやラヴェルの作品など聴いた記憶があります。

絵、一つ一つに、同じ時代の作曲家の作品や関連した音楽が流れてくる、そんな美術館あったらいいのに。と帰り道思うのでした。

バイオリン講師 澤井亜衣