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1月21日はスイートピーの日らしいです。花言葉は「門出」。お花さん屋さんに書いてあったのをブログに書いただけなのですが、、、。卒業式にあげるブーケなどに入っているので、花言葉はぴったりだと思います。スイートピーフェアをやっていてたくさん種類があり、仕事帰りに買いしました。

12月くらいからお花屋さんで見かけるスイートピーですが、とても好きで毎年この時期になると購入しています。見た目も淡い色で可愛らしいですし、香りがとてもいいのです。スイートピーの香りはバラみたいにそんなに強くないので、見た目はキレイなままなのに香りは消えることが少し残念です。

年中香りを楽しみたいと思って、香水を探してみたものの、色々な香りが混ざっていて、スイートピーだけの香りはあんまりありませんでした。スイートピーだけの香りの香水もあって試してみましたが、本物のスイートピーには程遠くてがっかりしたことがあります。なかなかスイートピーの香りに近い香水を見つけるのは難しいです。

ロシア人は香水が大好きで、私が日本人というと、香水にイッセイミヤケとかケンゾーとかあるわよねとか言ってきます。プレゼントにも香水は多いですし、ほとんどの人がつけてます。男性もつけてます。

最近は、とてもオシャレな色のスイートピーが売っています。かすみ草とスイートピーのブーケが多いですが、スイートピーだけ飾るのが気に入っています。

少しの間ですが香りを楽しみたいと思います。

バイオリン講師 澤井亜衣

行きたいなと思っていて行けなかったレオ=レオニの展覧会。

レオ=レオニ

小さい頃はよく絵本を読んだので、本屋さんでもたまに絵本コーナーにいくことがあります。名作は今でも人気で本屋さんに並んでいると懐かしく、嬉しくなります。最近は絵本のグッズなどもあり、今の子供達が羨ましいなあと。

レオ=レオニはスイミーなどの代表作がある絵本作家だと思っていましたが、調べていくとアーティストだと実感。絵本以外の作品も観ましたが素敵です。

レオ=レオニの切手。思わず買ってしまいました。
レオ=レオニの切手。思わず買ってしまいました。

有名なスイミーですが、読んだことがなく、展覧会のことを知ったきっかけに読みました。あおくんときいろちゃんも読みました。

淡い色がとても繊細できれいですし、あおくんときいろちゃんは言葉が響きました。訳が谷川俊太郎さんだったりと、すべてが丁寧でとても素敵な絵本です。

その作者の母国語で読んだりすると感じ方が変わるんだと思います。私は英語ができないので、感じることすらできないですが、、、。ロシアの詩人プーシキンの作品を歌曲の中の和訳と文庫の和訳とロシア語で読むと感じが違うので、きっとそうなんだろうなと思います。絵本「じぶんだけのいろ」は英語と日本語のセットのものがあるみたいなので、読んでみたいです。

絵本なのでしっかりとした大きさがあり、細部まで絵を観ることができて大満足でした。美術館になかなか行けないですが、こういうのも楽しいです。

バイオリン講師 澤井亜衣

以前、この写真展を観に行きました。

光画と新興写真 モダニズムの日本

美術館に行くのは好きなのですが、メモしたりすることはないです。でもこの写真展は初めて鉛筆でメモをしました。

この写真展に行くきっかけとなったのは、大正時代のバイオリニスト、貴志康一の宣材写真です。とてもカッコよくて印象に残ったので、撮った写真家を調べたら、中山岩太という人物でした。

音楽家、貴志康一の写真
貴志康一の写真。撮影は写真家の中山岩太。

その中山岩太の写真がいくつか展示されるということで、東京都写真美術館へ。

写真のことは全くわからず、新興写真というものもわからず、展示室へ。そして、新興写真がどういうものなのかという説明文をメモしました。

新興写真とは、カメラやレンズによる機械性を生かし、写真でしかできない表現をめざした動向らしいのですが、その他に、

純粋な個人の芸術的表現と社会的ツール。

対象を客観的に正確に把握し、新しい美を発見して表現すべきこと。

これって音楽にも共通する言葉なのではないかと思います。特に二つ目の文章は私が苦手とすることだと思ったので、言葉で簡潔に表現されてのを見た時はすっきり?したような感じになりました。自分では言い表すことができなかったので。

実際に写真は、その人が感じた美を写し、本当に自由な感じがしましたが、自由の難しさも感じられる、複雑な作品が多く、強いメッセージを感じました。

好きな写真が多いなと思ったら、そういえば私、この時代の音楽家が好きなことにも気がつきました。この説明文が新興写真を撮っていた時代の音楽家にも当てはまるなと思いました。

例えば、プーランク、プロコフィエフ、レスピーギなど。

この時代を生き抜いた音楽作品は説得力があり、凄まじいエネルギーを感じます。

それだけ弾くのも大変な作品が多いです。

でも、この時代だけではなく、この二つの文章は、すべての芸術において当てはまるかもしれません。

久しぶりにマジメに書いてしまいました。

バイオリン講師 澤井亜衣

仕事の関係でよく通る場所が気に入っています。

新南口のニュウマン付近ですが、作品が定期的?に変わり、通るたびに作品をみています。

今回行ったら、新しくなってました。

新宿新南口のニュウマン

前回の作品は自転車の車輪がいくつもあってそれが動いているという作品でおもしろくて、ずっとみていられるなと思っていたら、となりに外国人のかわいい赤ちゃんがその動いている車輪に釘付けで、そのお母さんも楽しそうに見ていました。そういう風景を作品を通して見られるのもいいです。

新宿駅はとても人が多い中、そういう立ち止まれる雰囲気の場所があるのは嬉しいです。

作品がどのくらいの期間で入れ替わるとか決まってるのかな。よくわかってないで楽しんでます。

バイオリン講師 澤井亜衣

仕事で利用している都営地下鉄の駅のポスターの写真がいいなとずっと思っていて、おそらく半年くらい経ちます。

都営地下鉄のポスター
この写真です。

いいなと思ってたら、どんどんポスターが駅を通るたびに増えてきて、

都営地下鉄のポスター

ギャラリーのような感じに、、、

都営地下鉄のポスター
都営地下鉄のポスター
都営地下鉄のポスター

気に入っている場所です。

バイオリン講師 澤井亜衣

東京都美術館で行われている、コートールド展に行ってきました。

コートールド美術館展

美術館は好きで、高校生くらいの頃から、特別展も常設展もジャンルを問わず、時間があれば足を運びます。

東京都美術館
東京都美術館

コートールド展は印象派を中心とした展示。イギリスにあるコートールド美術館の改修工事をしていて、その間に日本に来ているとのこと。コートールド夫妻はオペラやコンサートの支援もしていたそうです。

ルノワールの作品の「桟敷席」は自邸の音楽室に飾っていたらしいです。こんな絵が音楽室にあるなんて、とても贅沢です。

ルノワールの「桟敷席」
ルノワールの「桟敷席」当時ストライプのドレスが流行っていたらしいです。

今回作品を通じて感じたことは、画家の意志や表現する力強さ。

ロシアを代表するバレエダンサー、ニジンスキーをモデルにしたロダンの作品があったのですか、フランスに来日した際に評価されなかったことに対し、反論したそうです。作品だけで自分を表現するだけではなく、常に意見をしっかり持って生活する。表現者にとっては当たり前なのかもしれません。有名な音楽家の人生との共通点が感じられました。

この展覧会で特に印象に残った画家は、セザンヌ。自筆で書かれてある手紙?が展示されていたのですが、言葉、一つ一つに説得力があり、それを読んだ後に作品を観賞すると本当に考えに考え抜いた作品として感じられました。

セザンヌの作品は今まで静物画や人物画のイメージが強かったですが、自然の絵がいくつかあり、とても気に入りました。セザンヌの言葉、「自然によって眼が鍛えられる。」とても向上心のある力強い言葉は作品に表れている気がしました。

私は高校生の頃から、美術館に行くと、有名な絵とか代表作とか関係なく、印象に残った作品の絵はがきを購入することが多いです。

今回はこの2つの絵が印象に残りました。

セザンヌ レ・スール池、オスニー
セザンヌの「レ・スール池、オスニー」
ルノワール 春、シャトゥー
ルノワールの「春、シャトゥー」

同じ緑でも全然違います。

セザンヌの木を描いた作品はいくつかあったのですが、ペインティングナイフを使って描いてる作品があり、質感が独特で気に入りました。ハガキだとわかりづらいですが。
ルノワールの緑は色々混ざり過ぎて、言葉で色を表現できない感じが、ずっと観ていても飽きないです。何層にも緑が重なってできる緑の感じがとてもキレイです。

音楽にも印象派という言葉があります。ルノワールやモネの生きた時代に活躍した音楽家の作品等のことです。音楽の授業で、モネの作品などと一緒にドビュッシーやラヴェルの作品など聴いた記憶があります。

絵、一つ一つに、同じ時代の作曲家の作品や関連した音楽が流れてくる、そんな美術館あったらいいのに。と帰り道思うのでした。

バイオリン講師 澤井亜衣