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「シンドラーのリスト」は93年に公開されたスピルバーグ監督の映画で、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが作曲しました。

この曲を最初に聞いたのは、高校生の頃テレビで聴いていい曲だなあと思い、すぐ楽譜を購入しましたが、この曲を初めて演奏したのはそれから、4年後くらいでした。当時はまだ珍しく、この曲を献呈されたパールマンが演奏するくらいでしたが、現在は著名なバイオリニストが録音したり、フィギュアスケートで使用されたりと有名になってきました。

留学中にコンサートで演奏したのですが、当時ロシアではあまりこの曲は知られていませんでした。ですが、曲の評判がとても良く、楽譜貸してと言われるほどでした。ロシア人達は暗い曲が大好きです。私も好きですが。本当に暗い曲しか街中でも聞くことがなく、ロシアのポップスも明るい曲を私は聞いたことがありません。

帰国してからも、演奏したり、発表会で生徒さんが弾く曲として選んだりしていましたが、次はこの曲を弾きたいと言ってくれる人が必ずいます。

今回はそのシンドラーのリストのテーマをバイオリンで弾いて載せました。本当はピアノ伴奏があるのですが、ソロで録音してみたら、意外と良かったのでバイオリンソロで載せたいと思います。

弾くのも聴くのも好きな曲です。

バイオリン講師 澤井亜衣

先生から最初にいただいた課題曲はブラームスのバイオリンコンチェルトでした。20歳の誕生日にブラームスのバイオリンコンチェルトを試験で弾くことになったりと、思い入れのある曲です。

力強いブラームスのバイオリンコンチェルトの1楽章の演奏時間は20分以上。4大バイオリンコンチェルトの一つで激しくもあり、男性的な作品で体力が必要です。

ヌヴーの演奏は名演です!

レッスンが中盤になってくると、先生も指導がさらにヒートアップし、座りながらアドバイスしているのが、私に近寄ってきて一緒にブラームスを暗譜で弾き出します。先生が力強い音で弾くので、私の音は掻き消されてしまうくらいです。教室は二重とびらになっているのですが、廊下まで聴こえていたらしいです。しかも先生の音だけ。当時、私は19歳。先生は70歳越え。私の方が体力があるはずなのに、本当に力強い音で素晴らしい演奏をいつもレッスンでしてくださっていました。

たまたまこの時期に、バイオリニストのシュロモ・ミンツがペテルブルクにやってきて、ブラームスのバイオリンコンチェルトの演奏会がありました。聴きに行きたかったのですが、残念ながら私は機会を逃してしまいました。どうやら先生とシュロモ・ミンツは知り合いのようで、学校で演奏会の数日前に会話をしていました。

シュロモ・ミンツの演奏会が終わった翌日、レッスンに行くと教室からブラームスのバイオリンコンチェルトの音が聞こえてきました。ドアを開けると、なんと先生が練習していたのです。

この光景をみて、凄まじい向上心だなと思いました。こんなにすごいバイオリンが弾けるのに、まだまだ練習するのかと。常に努力をされていらっしゃるんだなと。

先生には大変失礼ですが、普段はオーラはないです。清掃のオッチャンに間違えられたくらいです。でも、バイオリンを弾く時はシャキッとしてキラッとしています。そういうところ先生らしいなと思います。

バイオリン講師 澤井亜衣

バイオリンを題材とした映画は結構あります。今回は映画「ラヴェンダーの咲く庭で」のメイン・テーマを載せてみました。ヘスが作曲しています。

映画「ラベンダーの咲く庭で」はイギリス映画です。切ない恋物語なのですが、その中で出てくる重要な役の男性がバイオリンが弾ける役で、この曲を演奏しています。ラベンダーの咲く庭で演奏するシーンはとても穏やかで和みます。

ラベンダー咲く庭での楽譜
ラヴェンダーの咲く庭での楽譜

この曲は、映画のオリジナル曲です。もう一つ「バイオリンと管弦楽の為のファンタジー」という曲も映画の中で演奏されます。こちらもヘスが作曲しています。重厚感があり、とても素敵な曲です。

バイオリンを映画の中で演奏しているのは、イケメンバイオリニストで知られているジョシュア・ベル。巨匠ヨーゼフ・ギンゴールドの教えを受け、14歳でデビューしています。映画「レッド・バイオリン」のバイオリンも彼が演奏しています。

他にも、ニコラ・ベネデッティなどが録音し、映画「シンドラーのリスト」のようにコンサートでも弾かれるようになってきました。

映画音楽は物語に合う曲として作曲されているので、とても聞きやすくわかりやしすいですし、感情がこもっていてとても好きです。

コルンゴルト(クラシック音楽作曲家でもあり映画音楽作曲家)は「映画音楽は言葉のないオペラである」と語っています。本当にそうだなあと思います。

今回もピアノ伴奏も私です。

爽やかな曲だと思います。ラヴェンダーの咲く季節です。

バイオリン講師 澤井亜衣

ガボットとはフランスのダンスのことを意味します。バロック時代の作曲家、バッハ作曲のガボットは有名ですが、ヘンデル作曲やゴセック作曲など、色々なガボットが存在します。

学生時代、バロックダンスの特別講義があり、実際にガボットを一回だけ踊ったことがあります。バロック時代、宮廷で踊られていたガボットですが、実際写真の絵のようにウエストにはコルセットが巻かれ、扇子を持ちながらだったので、ダンスはそんなに動くことなく軽めに腕を動かしたり、軽く跳ねたりする程度のものだったらしいです。

ガボットはワルツとは違い3拍子ではなく、2分の2拍子か4分の4拍子です。

絵本「シンデレラ」から。この絵は繊細でとても好きです。こんな感じだったのでしょうか。

今回はバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ3番からロンド風ガボットを弾いてみました。

何回弾いても難しいです。先月この曲を演奏する予定でしたが、コロナウイルスの為キャンセルになってしまいました。機会をつくって弾きたいです。とりあえず体調管理をしっかりします!

バイオリン講師 澤井亜衣

女性バイオリニスト達の動画やコンサートは演奏だけではなく、ステージドレスも楽しみの一つです。リサイタルでは、前半と後半で衣装を変える方も多いです。今回はそんな女性バイオリニストのドレスについて書いていきたいと思います。

基本的に女性バイオリニスト達の衣装はほとんどがロングドレスです。たまに、ヴィクトリア・ムローヴァやリサ・バティアシュヴィリがパンツスタイルで演奏しているとカッコいい!と思います。

下の写真はバイオリニスト、サラ・チャンです。彼女は、「毎回ステキなドレスが着られるので女性バイオリニストで良かった」とインタビューで語っていました。

バイオリニスト サラチャン

下の写真はアンネ・ゾフィー・ムター。いつもベアトップのドレスで、下のラインは見えていませんが、マーメイドスタイルなのも彼女のドレスの特徴だと思います。一流ブランドのものらしいです。

そして、最後にヒラリー・ハーンのドレス。デビュー当時のヒラリー・ハーンのドレスは濃い色合いの物が多く、妖艶で個人的にはとても好きです。彼女は日本でコンサートがあると、ドレスの生地の種類が豊富な為、日本で購入していたようです。

バイオリニスト ヒラリーハーン
この時代のヒラリーハーンは魔女っぽくて好きです。

女性バイオリニスト達の多くが袖のないドレスを着ています。それはなぜかというと袖のない方がバイオリンが弾きやすいからです。演奏中、結構動きます。袖があると肘があがらず、本当に弾きにくいのです。なので、バイオリンを演奏する時の衣装を購入する時には必ず試着します。そして、試着室で必ずバイオリンを弾く動きをします。(学生の頃、ちゃんと確認しなかった私のせいで、せっかく手作りしていただいた袖付きのドレスをノースリーブにした苦い経験があります)

それから、ステージから見えやすい右側にデザイン性のあるドレスを着たり、(例えば、スリットやワンショルダー)コサージュをつけるバイオリニスト達も多いです。

演奏だけではなくドレスにも個性が光ります。

バイオリン講師 澤井亜衣

バイオリンに関する映画で、「耳をすませば」という映画があります。映画の中では、聖司君という男の子がバイオリン職人を目指しています。今回は映画の主題歌カントリーロードをバイオリン二重奏で弾いて載せました。

今までのブログは、バイオリン独奏や、ピアノとバイオリンの編成が多かったですが、2つのバイオリンで演奏する編成もたまにあります。同じ楽器で弾き合うのは、なかなかいいものです。

二重奏の有名な曲として、バッハの「二つのバイオリンのためのコンチェルト」という曲があります。おそらく二重奏の中で1番演奏される曲だと思います。

今回、「カントリーロード」はバイオリンの下のパートを録音し、それに合わせて上のパートを弾いてみました。

映画の話に戻りますが、聖司君はバイオリン職人になるために、イタリアのクレモナに行きます。実際にクレモナには、バイオリンの製作学校があります。名器のストラディバリウスもクレモナで製作されたので、バイオリンの聖地です。

聖司君のようにバイオリン職人を目指す人はイタリアに留学することが多いです。でも、バイオリンの演奏を勉強する人は、イタリアにも有名は音楽院はあるのですが、ウィーンに行く人が多い気がします。音楽の都ですし。

そういえば、ロシアでお世話になっていた、バイオリン職人さんは、「千と千尋の神隠し」に出てくる窯爺みたいな人でした。情のある職人さんでした。

バイオリン講師 澤井亜衣

アヴェマリアとは、マリア様を賛美する声楽曲を意味します。いろんな作曲家が作っており、中でも三大アヴェマリアと言われる、グノー、カッチーニ、シューベルトは有名です。

今回はグノーのアヴェマリアを弾いて載せることにしました。私が初めてアヴェマリアを弾いたのがこのグノーでした。以前載せたカッチーニのアヴェマリアに比べて、さらっとしていて、伴奏も穏やかで光が差し込むような感じの曲に聞こえます。

グノーはフランスの作曲家で、代表作はゲーテのファウストに基づくオペラ「ファウスト」です。作曲家ヴィニアフスキーがこのオペラをバイオリンのために編曲した「ファウストファンタジー」という曲があるのですが、とても難しいです。

グノーは「アヴェマリア」の伴奏にバッハの楽譜を使用しています。のちに有名な作品となり、色々な楽器で演奏されています。

今回は私が弾いたピアノ伴奏とバイオリンで載せました。

ラファエロ

アヴェマリアのイメージが私にはこんな感じだったので、この絵を載せてみました。ラファエロの作品です。マリア様の顔がとても穏やかです。

バイオリン講師 澤井亜衣

カッチーニのアベマリアはシューベルト、グノーに並ぶ3大アベマリアの一つです。アヴェマリアとはマリアを賛美する曲です。

前にもブログに綴りましたが、本当はカッチーニではなく、作曲したのはヴァヴィロフというロシア人作曲家がカッチーニの様な作風で作曲しました。

ずっしりと重くのしかかるこの音楽はロシア音楽らしく、ズーンと心に入っていきます。

下の写真はラフマニノフの故郷ノブゴラドで購入したイコンです。ノブゴラドは歴史があり、ノブゴラドで観たイコンもかなり古い時代の物で、とても歴史が感じられました。

ロシア人のほとんどはロシア正教の信者です。ロシア正教会にはキリスト像ではなく、イコンが飾られています。ヴァヴィロフも信者だったかもしれません。

イコン

今回はカッチーニのアヴェマリアをバイオリンとピアノ伴奏で演奏してみました。相変わらずピアノ伴奏はダッタン人の踊りの時のように、私が弾いて録音したものです。

アヴェマリアについて以前に書いたブログです。もし良かったらこちらもご覧下さい。

https://nota-violin-lesson.com/blog/?p=575

バイオリン講師 澤井亜衣

伴奏CDとバイオリンで美女と野獣を弾いて載せてみました。この曲は本当によく演奏している曲で、人気も高いですし、バイオリンにも合い、そして習う方にとっても休符をしっかり休む練習としていい曲です。生徒さんと一緒にレッスンでピアノの伴奏をしています。

前にパートオブユアワールドを載せましたが、同じくメンケンの作曲です。
ディズニープリンセスの中で、この曲が一番バイオリン向きかな。と思います。

この曲の聴きどころは、途中で転調するところです。転調とは、基となる調(キー)が曲の途中で変わることです。

美女と野獣では、転調した後、少し音が高くなって演奏されます。

映画の中でも勿論転調されています。この曲は美女と野獣が躍るシーンで使用されるのですが、美女と野獣が躍っている映像からお城の天井の絵の天使に切り替わります。そこで転調するのです。この映像と音楽が合わさる瞬間はとても世界が広がる感覚になり盛り上がります。

この演奏では2回転調しているのですが、1回目の転調(天使の絵の場面)は、1分10秒あたり、2回目は1分32秒くらいのところです。是非、そこの部分を聴いてみて下さい。

バイオリン講師 澤井亜衣

ディズニー映画の「リトル・マーメイド」のパート・オブ・ユア・ワールドは人魚姫のアリエルが歌う曲です。

人魚姫をもとにしたお話ですが、アリエルが歌が上手だったり、カニのセバスチャンが宮廷音楽家という設定なので、いい曲がたくさんあります。

今回はアリエルが歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」をピアノ伴奏CDで演奏してみました。最初のピアノ伴奏の和音が海の波のようなやわらかさが感じられ、伴奏も気に入っています。もちろん、意志の強さが感じられる旋律も気に入っています。この曲はディズニー映画「アナと雪の女王」のレット・イット・ゴーを作曲したメンケンが作りました。

この映画に出てくるカニの名前がセバスチャンなのですが、クラシック作曲家のバッハがヨハン・セバスチャン・バッハというので、バッハから名前を付けたのかな?と思っていたのですが、どうやらそうみたいです。

ヨハン・セバスティアン・バッハ

バイオリン講師 澤井亜衣