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楽譜を整理していると、ロシアで購入した教則本の中にトルコ行進曲が載っていました。
「ロンド」と題名が書かれており、しっかりと見なかったせいで見過ごしたままでした。よく見ると編曲者はモストラス。モスクワで教えていた偉大なロシアのバイオリニストです。生徒にはガラミアンもいます。モストラスはアウワーの門下。

貴重な楽譜は見ていてワクワクしてくるもので、弾いてみたいなと思い練習してみました。

微妙な重音の変化にセンスの良さが感じられ、さすがモストラス。素晴らしいバイオリニストだったことが楽譜からも読み取れます。ロシア人のバイオリニストは編曲する人たちが多いですが、当たり前のように弾けるので難しい編曲です。でも、バイオリンの事をしっかり考えて編曲されているので、弾きにくいのではなく、難しいという表現が正しいと思います。

ピアノとはまた一味違ったトルコ行進曲です。

バイオリン講師 澤井亜衣

姉からLINEで「これ知ってる?チーズケーキ食べてみたい」と言ってきました。

カルディで買ったロシアのシィローク
画像が送られてきました。

懐かしい!スィローク!

でも、あれってチーズケーキなのかな?ケーキ屋さんにはないし。と思い、姉に「知ってる!でもチーズケーキじゃないと思う。」と言ったら、「じゃあ、何?」と聞かれ、

「・・・」

何なんだろう。と思いカルディで買ってみました。

久しぶりのスィローク。ロシア語でチーズはスィールと言い、多分そこから来ているのだと思います。簡単に説明すればスィロークはチョコがけカッテージチーズ。ロシア人はチョコ好きなので、チョコがけアイス、エスキモーもあります。本当にチョコ好き。

カルディで購入したスィロークはなんと箱入り!高級感があります。ロシアでは箱入り見たことがありませんでした。輸入するからくずれ防止のためでしょうか?

カルディで買ったロシアのシィローク
ロシアで箱入り見たことないです。今はあるのかもしれません。

箱を開けると。

ロシアのシィローク
よく見かけた袋のパッケージ

こんな感じです。ロシアには色んな種類のスィロークが売っています。子供向けなのか可愛い動物のパッケージだったり、味もイチゴチョコやナッツがついてたり。何種類もあるので迷ってしまします。乳製品売り場に売っており、ビニール袋に何十個も入れて大量買いする人も。それだけよく日常で食べるんだなあと思います。
当時は日本円で70円くらいで購入できました。

袋を開けるとこんな感じ。

カルディで買ったロシアのシィローク

バーみたいな形なので袋を開けてそのまま食べてました。(ロシア人もたぶんそう)道でも食べやすいので、歩きながら食べてる人もよく見かけました。(結構、ロシア人アイスとかバナナとか歩きながら食べてます。中には、さきイカとか食べてる人も!)今回はせっかくなので、ナイフで切ってみました。ちなみにこれはミルクチョコ。ロシア人はダークチョコが好きな人が多いので、スィロークもダークチョコのものが多いです。

カルディで買ったロシアのシィローク
カッテージチーズなのでポソポソしてます。

食べると、懐かしい味でした。そして、相変わらずロシアの物はとても甘い。一つ食べると腹持ちがいいので、お腹が空いた時や時間がない時などに食べていました。

ロシアにはスィールニキィというカッテージチーズを丸くして焼いたチーズケーキ?のようなものもあります。


ロシアのチーズケーキが何なのかよくわからなかったけど、チーズをよく食べて、チーズが大好きなロシア人です。

バイオリン講師 澤井亜衣

今回、ロシアのバレエ音楽と、グラズノフについて書いていきたいのですが、文章がまとまらなさそうなので、グラズノフだけに絞って書いていきたいと思います。

グラズノフはサンクトペテルブルグ生まれの作曲家で、音楽院でも教えていました。教え子の中にはショスタコーヴィチもいます。音楽院は現在に至るまで優秀な作曲家を輩出しており、私が在籍していた頃もショスタコーヴィチの愛弟子のティーシェンコや、主任教授のスロニムスキー先生の下で学びたい学生達が世界各国からやってきていたので、作曲科のレベルは高かったように思います。

音楽院の大ホールはグラズノフホールとも呼ばれ、実技試験だけではなく、コンサートも行われていました。
卒業式もここで行われます。
大ホールのロビーには、展示品が飾られ、音楽院が所有する音楽家の資料を見ることができます。展示品は年に数回入れ替わり、グラズノフ関連の資料も見ることができます。

バイオリン曲が少ないグラズノフですが、とても色彩豊かな作品でロシアらしい深味のある作品で美しいです。
グラズノフのバイオリンコンチェルトはサンクトペテルブルグ音楽院で教えていた、アウワーが初演しています。

そして今回演奏したライモンダのグランドアダージョはもともとバレエの曲ですが、シンバリストによってピアノとバイオリンに編曲されています。ハイフェッツ、アウワー、モストラス、シェルなどロシア人のバイオリニスト達がこうして編曲してくれるので大編成でなくても弾けるのは嬉しいです。

グラズノフのバイオリン曲を弾いていると(瞑想曲、コンチェルト、ライモンダも含め)なぜか共通して濃い紫色が頭に浮かびます。最初からG線(低い音)から始まり、どろどろしているからなのでしょうか。私は色を想像したりして弾くことはあまりないのですが、なぜかグラズノフだけは私の中で濃い紫色なのです。

バイオリン講師 澤井亜衣

音楽に関する書籍を読んだり、資料を見たりしていると、たまにデザイナーの名前を見かけます。

クリスチャン・ディオールはプーランクという才能のある作曲家がいたから、作曲家にならなかったとか、
イヴ・サンローランがオペラ座の衣装を手掛けている写真をみたり、、、。

ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーもシャネルに支援を受けながら活動をしていました。そこからシャネルという人物に興味を持ちはじめ、シャネルに関する本を数冊読み、シャネルの好きだった小説、椿姫も読み、(シャネルのカメリアはここからとも言われています。)そして、シャネルに関する本から、ストラヴィンスキーの関係性(ストラヴィンスキーの熱烈な片思い、あるいは短い期間恋人同士だった。)とロシアの関係性を知ることができました。

シャネルはロシア人の恋人のファッションや民族衣装からインスピレーションを受け数々の作品を生み出します。
ファッション界で成功を収めたシャネルは膨大な資産で芸術家を支援することに喜びを感じていたのです。

ストラヴィンスキーだけではなく、バレエ界のディアギレフにも支援していますし、画家、詩人たちにも支援していました。何にお金を使うのか?何に価値を見いだすのか?シャネルの支援は人柄が出ていると思います。

そのシャネルの意思を受け継ぎ、現在もシャネルは若手演奏家にコンサートの機会を設けるなど、芸術家の支援を行っています。銀座のシャネルのネクサスホールに何回か行きましたが、若手演奏家からパワーをもらえます。

シャネルのNo.5の香水は今年で100年だそうです。香りが100年残ることもすごいことですが、シャネルの生き様が100年経っても新鮮で、憧れてしまうことがもっとすごいと思うのです。

バイオリン講師 澤井亜衣


ロシアはコンデンスミルクは2種類?あるようです。

コンデンスミルクはスーパーで、パックになっていたり、缶詰になっていたりして売っています。
かなりの量で売られているので、ロシア人のコンデンスミルクの消費量はかなり多いと思います。

私はコンデンスミルクが好きなのでロシアで一番量の少ないパックに入っていたものを購入していました。日本のように容器が工夫されていないので、保存に困った記憶があります。

ロシア風クレープ(ブリヌィ)にコンデンスミルクをかけて食べることが好きで、クレープ屋さんに行っては、コンデンスミルクがけのクレープ注文していました。ロシア風クレープはスーパーでも冷凍食品売り場に並んでいます。

私はスーパーでコンデンスミルク入りのクレープを見つけたので、購入したことがあります。家に帰ってチンして食べて、中から出てきたのはコンデンスミルクの白ではなく、ドロドロした茶色のソース。しかもやたらと甘い。あれ?っと思ってもう一度パッケージを確認するとやはりコンデンスミルクと書かれてあり、何がなんだかわからず、、、。

のちにわかるのですが、ドロドロした茶色のソース焦がしコンデンスミルクだったのです。なるほど、それなら納得。普通のコンデンスミルクより甘いです。

この焦がしコンデンスミルクは、クルミの形をしたロシアのクッキーみたいなお菓子の中にも入っています。
このお菓子は、リスが持っているようなコロコロした可愛らしい形をしており、スーパーやお菓子屋さんに売っています。

どうやらおばあちゃん世代はこのお菓子を焼く器械を持っており、家で作るようです。
今はあまり作る人はいないようですが、料理番組の動画で作り方をみたことがあります。

コンデンスミルクがクルミ型のお菓子の話にずれましたが、とにかく甘い物が大好きなロシア人です。

バイオリン講師 澤井亜衣

祖母が柘植の櫛を持っていたのを見て、柘植の櫛に憧れて3年ほど前に購入しました。

柘植の櫛

椿油を着けて、メンテナンスして大切に使っています。3年前に比べたら少し色が変わってきました。
革製品等、色が変わってきて、味が出てきてそういうのは変化があっていいなと思います。

柘植の櫛は持った瞬間自然の物なので、ホッとするし、丁寧に仕上げた櫛は手にとても馴染みます。
頭皮のあたり方も心地よく、髪が絡んでいて梳かしてもあまり痛くないのも毎日使いたいなと思わせてくれるのだと思います。

こちらはロシアの櫛です。留学時代に市場で購入しました。

ロシアの白樺細工の櫛

ベレスタと呼ばれる白樺細工です。白樺の天然の色で、型押しのような花のモチーフになっているデザインはとても素朴で可愛らしいです。

ロシア人女性は長い髪の人が多く(日本人も多いですが)よく髪を梳かしています。
バッグの中にメイク用品はなくても、櫛は入っています。

日本の櫛とロシアの櫛全く違うので、比べようがありませんが、どちらの櫛もその国の良さが出ていると思います。
これからも大切に使っていきたいです。

バイオリン講師 澤井亜衣

1年ぐらいロシアの音楽を弾いていなかったのですが、やっぱりロシア音楽は好きですし、原点に戻りたいという思いでシェラザードを載せることにしました。

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフはサンクトペテルブルグ音楽院で作曲を教えていたこともあり、音楽院の横には像があり、音楽院の正式名称はリムスキー=コルサコフ記念サンクトペテルブルグ音楽院と言います。

リムスキー=コルサコフの像
リムスキー=コルサコフの像

ヨーロッパに比べてまだまだ音楽のレベルは低かったロシアですが、19世紀後半、ロシア五人組と呼ばれる作曲家達が大活躍します。その中の一人がリムスキー=コルサコフです。
リムスキー=コルサコフはサトコ、雪娘、など民族的な音楽をたくさん生み出します。
「アラビアン・ナイト」のヒロインの名前をとった交響組曲シェラザードも代表作の一つです。

オペラ「サトコ」より
オペラ「サトコ」より

物語を簡単に説明すると、シャーリアル王が溺愛の妃に裏切られた為、妃の首を刎ねます。それからは、新しく妃をむかえては、首を刎ねていきます。何人目かの妃のシェラザードは才色兼備の女性で、王におもしろい話を聞かせるので、次第に惹きこまれて、女性に対する復讐心がなくなり、シェラザードを愛するようになるというお話しです。

話の最初が恐ろしすぎますが、これくらい強烈な物語でないと作品として残らないのかもしれないです。

今回はシェラザードからアラブの歌(クライスラー編曲)を弾いてみました。ストーリーがあるので音楽が聴きやすいかもしれないです。バイオリン独奏ですが本当はオーケストラ編成なので、少し寂しい感じもします。

サンクトペテルブルグには今もリムスキー=コルサコフの住んでいたアパートがあり、博物館になっています。
一度訪れたことがありますが、そのままの状態で不思議な感覚でした。そこには小さなサロンがあり、コンサートもやっています。こういう見どころもあるサンクトペテルブルグです。

バイオリン講師 澤井亜衣

久しぶりにロシア語講座を購入しました。6月からウラジーミル・フェドセーエフ(владимир федсеев)さんのインタビューの再放送が始まるからです。

ロシア語講座、フェドセーエフインタビュー

フェドセーエフさんはロシアを代表する指揮者です。日本にもよく来日されていて、日本でもロシアでも演奏会に行ったことがあります。私の大好きな指揮者です。フェドセーエフさんが指揮をする音楽は本当にあたたかく、空気感がとても柔らかくなります。インタビューを読んだことがありますが、お人柄が素晴らしく、それが音楽にも表れています。指揮者というより、失礼ですが、おじいちゃんと呼びたくなるようなそんな素敵な方です。偉大な音楽家なのにも関わらず、親しみがあります。

ロシア語講座の中身は生い立ちや、作曲家への想い、現在の音楽に対する気持ちなどが書かれてありました。

フェドセーエフさんは、現在のサンクトペテルブルク(レニングラード)の出身。名指揮者ムラヴィンスキーに影響を受けました。

インタビューの中で印象に残ったのは、チャイコフスキーとの接し方。そして、900日近く続いたレニングラードの封鎖、ブロカード(блокада)。当時の冬は本当に寒かったそうで、食べ物もなく多くの人が亡くなりました。ブロカードはレニングラードの人々にとってとても辛い経験。目に涙を浮かべ、ブロカードの時の配給のお話しをしてくださったロシア語の先生の表情は、今でも忘れられないですし、地下にあるブロカードの資料館に行った際に、配給された黒パンの模型、展示されていたバイオリン、そこで流れていたショスタコーヴィチの音楽は衝撃的で、これから先も忘れてはいけないものだと感じました。

サンクトペテルブルクは古都で煌びやかなイメージですが、このような場所もあります。中々観光ではいかないかもしれませんが、行って欲しい場所の一つです。

ロシア人音楽家は、音楽を生活の一部という思いが他の国の音楽家より強く感じます。そういう人達が奏でる音楽はとても心に響きます。

ロシア語講座楽しみです!

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシア人はお茶を飲むのが大好きです。コーヒー、紅茶、緑茶、色んな種類のお茶がスーパに売っています。お茶とカンフェティ(お菓子)が必ずロシアの家にはありますし、遊びに行ったときにお茶でもてなしてくれます。ロシア人は普段はマグカップで飲んでいますが、サンクトペテルブルグには有名な陶磁器があり、とても綺麗なデザインや色の陶磁器を購入することができます。

ヨーロッパの陶磁器は日本でよく見かけることはありますが、ロシアの物はごくたまにしか見かけないので、今回は写真付きで紹介したいと思います。

一番最初にロシアに訪れた時にエカテリーナ宮殿のお土産屋さんで購入したコーヒーカップです。

サンクトペテルブルグの陶磁器
サンクトペテルブルグの陶磁器
サンクトペテルブルグの陶磁器

紅茶でもいいとは思いますが、このデザインだと断然コーヒーの方がいいです。

サンクトペテルブルグの陶磁器
サンクトペテルブルグの陶磁器

この陶磁器インペリアルポーセレン(ロマノーソフ)という、1744年にピョートル大帝の娘が設立したものです。とても歴史のあります。以前もロシアンティーの飲み方でティーカップを紹介しました。

ロシアのサンクトペテルブルグ製のティーカップ

コーヒーカップを買うか悩んだのですが、もう行くことがないかもしれないと思ったのと(まあその後、留学するのですが)、機内で割れるかもとも思ったのですが、繊細な作りと、サンクトペテルブルグの色(運河もあるので)、青を使っていたので、気に入って購入しました。あまりコーヒーは飲まないのでお客さんが来るときに使っています。

その一年半後に留学するのですが、デパートや商業施設で陶磁器を売っていたので、いくつか日本に持ち帰りました。たまに使用しています。

ロシア民話の火の鳥など、ヨーロッパの陶磁器とはまた一味違った色使いで飾ってもインテリアにもなると思います。
外国の物はやはり色が違うなと思います。日本は鶯色、桜色など日本にしかない色があるように、ロシアもきっとそういう色があるのかもしれません。少し話がずれてしまいますが、ロシアで一度だけ髪を染めたことがあり、そのカラー材の色がカーネーション色でした。カーネーション色とは少し赤みがかかったブラウンでした。日本ではもしそのような色があったとしても、カーネーション色と表現することはないと思います。

陶磁器の話に戻りますが、ロシアでは結構ハッキリとした色で柄のついた陶磁器が多かったように思います。デザインも凝っているので、割れてしまいそうな薄さや、実用性に欠けたものなどありますが、持っているだけで気分があがる、そんなロマノーソフの陶磁器です。

サンクトペテルブルグの陶磁器
ポット。蓋もちゃんと開きます。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシア留学の最初の2年間くらいは音楽院の外国人学生寮に住んでいました。キッチンが1フロアに一つあり、ガスコンロが3つ。でも、3つあっても壊れていて、実際にちゃんと使用できたのは2つでした。

最初の頃は、調理器具も揃っていなかったり、キッチンの使用を遠慮してしまったりで、正直食生活はひどいものでした。そういう生活をしていることや、集団生活をしていることもあり、よく風邪を引いていました。

保険は入っていたので病院には行けますが、そこまでひどい風邪ではないですし、ロシア人もそんなに頻繁に病院へ行くことがないので、風邪の時は日本から持ってきた風邪薬を飲んでいました。

ロシア人はあまり病院に行かないせいか、薬局は24時間営業(休憩時間あり)が多くあります。ハーブのドリンクや日本では処方箋がないと購入することができないような薬も販売されています。ロシア人達と体質も違うと思うので、よほどのことがない限りロシアの市販薬は飲みませんでした。

ロシア語の先生から教えてもらったのが、ロシアでは風邪を引いた時、牛乳にハチミツを入れて飲むということ。とても甘そうで風邪引いた時にそんなの飲めるかなと思ってしまいました。日本のおばあちゃんの知恵袋みたいな感じなのでしょうか。焼いた梅干しを番茶に入れるみたいな。

風邪を引いていた時に、中国人の友達が、私の部屋に飲み物を届けてくれたことがありました。どんな飲み物かというと、お湯に赤いお砂糖と生姜が入ったものでした。あったまりましたし、とても嬉しかったです。海外で体調が悪くなると、すごく辛いのでやっぱりこういうのは嬉しいです。

国が違うと風邪の時の対応が違うなと思いました。ハチミツ入り牛乳と焼き梅干し番茶はまだ飲んだことがありません。

バイオリン講師 澤井亜衣