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次のレッスンまで少し時間があったのと小腹が空いたので、スープストックへ。
寒いのでスープを飲む頻度が増えています。

スープストックを利用するの時は、東京ボルシチを注文しますが、東京ボルシチがありませんでした。しかし、その代わりなのかロシアのスープ「ソリャンカ」солянкаがありました。発音はサリャンカの方がロシア人には通じると思います。おそらくсоの綴りで日本ではソになっているような感じがします。

トマトベースの酸っぱいスープ、「ソリャンカ」はロシアを代表するスープです。
カフェやレストラン、学食どこでも食べられる定番メニューです。もちろん家庭でも作ります。

私は「ボルシチ」より「ソリャンカ」の方が好きだったので「ソリャンカ」を注文しました。

スープストックのソリャンカ

ちょっと見た目はロシアのと違います。

写真では粉チーズですが、ロシアはサワークリームとディルがのっています。

食べてみると、トマトベースですが酸っぱさはあまり感じられず。
ピクルスやレモンがロシアのソリャンカだと入っているのですが、入っていませんでした。
ロシアではオリーブも入っています。(酸っぱさには関係なさそうですが)

ロシアの「ソリャンカ」だと思って食べてしまうと残念ですが、日本風「ソリャンカ」だと思えば美味しいスープでした。

ロシアでも日本料理屋さんに行くと辛いロール寿司などロシア風にアレンジされたお寿司がありました。
国によって味の好みが違うと改めて認識させられたスープ「ソリャンカ」でした。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアの隣国ウクライナ。

ウクライナにも有名な音楽学校があり、バレエも盛んです。日本にもバレエ団が時々来日しています。サンクトペテルブルグに住んでいた時は、ウクライナ語で書かれた食品をたまに買っていましたが、ロシア語と文字は似ているものの読めなかったので、やっぱり国が違うんだなあと思った記憶があります。民族衣装がとても華やかで鮮やかで、赤カブのスープ、ボルシチはウクライナ発祥と聞いたことがあります。

高校時代にお世話になった先生はウクライナのオデッサ生まれで、モスクワで教えていました。とてもステキな先生で、バイオリニストのオイストラフとピアニストのホロヴィッツもウクライナ生まれのことを誇りに思っていました。

私はサンクトペテルブルグで音楽院の寮に住んでいましたが、斜め前の部屋にウクライナ出身のリューダちゃんも住んでいました。外国人寮だったので、ロシア語をペラペラに話すリューダちゃんがなんで外国人寮なのか私には不思議でしたが、そっか、今はウクライナで旧ソ連だからということでした。でもロシア語ペラペラのリューダちゃんはロシア人と同じ授業を受けていました。そっか、ウクライナは旧ソ連だからかということでした。

島国である日本生まれの私にとって、この隣国の複雑性の感覚はなく、どのような感情なのか想像がしづらいものですが、この出来事は私の中でうまく消化できなかったことを覚えています。

色んな国から音楽を学びたい一心でサンクトペテルブルグ音楽院に留学しています。

仲が悪い国、良い国と正直ありますが、そんなこと関係なく、音楽好き仲間が集まって皆んなで支え合って生活をしていました。おかげで私は5年間住むことができました。

学生時代、戦争の恐ろしさはサンクトペテルブルグ出身のロシア語の先生からも教わりました。

先日、サンクトペテルブルグで戦争反対のデモが起きました。たぶんネフスキー通り付近だと思います。1番観光で訪れる人が多い通りです。そこが、デモに参加するロシア人と拘束する警察官でビッシリになっていて、どうしようもない気持ちになりました。

ウクライナ民間人犠牲者が日に日に増え、とても心が痛みます。

1日でも早く平和な日常が送れることを願っています。

私の中でのロシアとウクライナ

バイオリン講師 澤井亜衣

以前ブログで、姉からカルディにロシアの乳製品スィロークが売っているのを教えてもらったことを書きましたが、また姉からこんなLINEが、

「これ知ってる?美味しいの?」と聞かれ、

「アリョンカだ!」と返信。

アリョンカはロシアを代表するお菓子の名前です。以前ブログでも紹介した、カンフェティ(ロシアのお菓子)と同じ会社クラースヌィアクチャーブリのもので、モスクワの大きなお菓子工場の製品です。アリョンカのカンフェティは、モスクワのシェレメチェボ空港に売っています。アリョンカでビスケットがあることを知りませんでした。カンフェティしか見たことがなかったです。おそらく私は、サンクトペテルブルグに住んでいたので、アリョンカがあまり売っていなかったのだと思います。(ペテルブルグのお菓子工場の物が多い)

ということで、試してみたい私は、業務用スーパーへアリョンカビスケットを買いに行ってきました。業務用スーパーには、アリョンカの板チョコも売っていました。ロシアのサンクトペテルブルグでも見たことがないのに、日本で買えるなんて!と驚きながらも、アリョンカの板チョコはいろんなところに輸入しているせいか英語だったので、ロシア語で書かれたアリョンカビスケットだけを購入しました。チョコ味も売っていましたが、オリジナルを購入しました。板チョコはビターとミルクが二種類売ってます。

業務用スーパーが直輸入しているらしく、なんとお値段は104円!しかも税込み。安すぎです。今、ロシアルーブルは1.4円くらいなので、そのせいかもしれないのですが。(私がロシアにいた頃は5円くらいでした。)

ロシアのクッキーアリョンカ。青い目をした子供が目印。

パッケージがやはり簡易包装。シリカゲルが入っていないのもロシアらしいです。そのせいで湿気っているクッキーがロシアではスーパーに売ってます。こちらのアリョンカは湿気っていません。ロシアではもっとテキトーな包装で販売されており、ビニールにクッキーを入れて一つ結びにしているという、ロシアンスタイル。このロシアンスタイルのクッキーにもシリカゲルは入っていません。

アリョンカビスケットは19枚入り。一つ10グラム。

アリョンカビスケット
アリョンカビスケット

正方形で5×5センチ、厚み5ミリ。クッキーにはロシア語の筆記体ででアリョンカと書かれてあります。

アリョンカビスケット

ビタミンとカルシウムと鉄が入ってます。そういえば留学していた時によくサンクトペテルブルグ製のビタミン入りビスケット買っていました。日本だとビスコなのかな。

食べてみて感想は、素朴な味で塩気もあり、結構美味しいです。

姉にどんな味だったか報告すると、こんなチラシが送られてきました。

姉の方がロシア情報通なのでは???

三月に安売りするらしいので、是非お試し下さい。

バイオリン講師 澤井亜衣

クリスマスということで、ロシアで買ったクリスマスの飾り物を箱から出して飾りました。

ロシアのクリスマス飾り

ロシアのクリスマスは旧暦なので、1月7日。お正月を過ぎてもクリスマスツリーが街中にあるので何だか日本人の私は変な感じでした。アンサンブルを組んでいたロシア人の女の子にクリスマスに誘われて家に遊びに行ったことがあります。たくさんのご馳走で、もてなしてくれました。

一番最初に出してくれたのがオリヴィエサラダ。お祝いの時に食べるサラダと説明をしてくれました。
ということで、私もオリヴィエサラダを作ってみました。

オリヴィエサラダ

じゃがいもと人参を賽の目切りにし、茹でます。茹でる時に塩を入れて下味をつけておくといいと思います。

ゆで卵とピクルスを粗く刻みます。

鶏むね肉やハム(友人は牛肉を使っていました。)もジャガイモと人参と同じ大きさに切ります。

あとは、グリンピースと上の材料を混ぜて、マヨネーズと塩コショウで味を整えます。本格的なロシア風にしたい場合は輸入の白っぽいマヨネーズやサワークリームを加えることをおすすめします。

仕上げにディルをのせれば完成です。(写真にはディルはありませんが、ディルはロシア料理には欠かせません!)

結構切ったりするので、ロシアのサラダは時間がかかります。マヨネーズで和えるものが多くお肉や魚が入っていたりとボリューム満点なので、高カロリーです。そして、ロシア料理はサラダに関して言えば意外と薄味です。

ロシアの料理雑誌
新年に向けての料理雑誌

バイオリン講師 澤井亜衣

下の写真はロシアで購入した台所用品です。

ロシアの台所用品

真ん中のハンマーみたいなのは、今だにどのように使うかわからず。

黄色いシリコン型はゼリーなどに、バラのシリコン型はケーキに使用しますが、大きい!

直径約24センチ
高さ8センチ

なかなか日本のレシピだとこの大きさに合うものはないと思います。ロシアの料理本は本当に大量に作れるレシピになっています。クッキーを作ったことがありますが、半分の量にして、ちょうどよかったです。

大さじ、小さじではなくティースプーンで表記されているので、結構ちゃんと作ろうとすると難しいかもしれないです。特にお菓子とかは。

ロシア人は外食はあまりしないので、家で作ることが多いと思います。サラダやスープは大量に作り保存しておくといった感じです。ホームステイをしていた友達は、1週間ボルシチが出てきたと言ってました。日本に来たロシア人の友人はカニカマのサラダを作る為、マヨネーズを3本使ったとか、、、。ロシアではサラダにはマヨネーズはかかせないので、スーパーにはバケツで売ってます。サラダにはお肉や卵、魚等も入り、しっかりとしたおかずになります。ドレッシングはほとんど見たことがなかったので塩とお酢と油で作るとかしていました。野菜サラダとドレッシングは本当に恋しくなり、夢にでてきたほど。

ロシアと日本ではサラダの感覚が違うようです。高カロリーのサラダ。ロシア料理は結構太ります。最初の留学生活半年で4キロ太った私。半年後帰国して友人に会うと、「外人体形になってる!」と言われてしまいました。食べ物の種類によってもお肉のつく場所が変わることを実感しました、、、。やっぱり日本食は健康的です。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシア人はお酒好きです。そしてお酒が強いです。
ロシア人宅に呼ばれた時に、食前酒がウォッカでびっくりしたことがあります。
お酒は強くないのでお断りしましたが、、、。
断ってもロシア人は嫌な顔をしませんし、ノンアルコールをくれるので安心して断って大丈夫です。
ロシアは寒い国なのでお酒を飲むとあったまるからでしょうか。本当によく飲みます。
昼間でもお酒を飲んでる人多いです。スーツのポケットにアルコールが入っている音楽院の先生もいました。(いいのかな?)

ロシアと言えばウォッカみたいなイメージがあるかもしれませんが、実際は色々な種類のお酒を飲む人が多いです。

もちろんウォッカの種類は多いです!スーパーに行くと沢山の種類があってどれがいいのか悩んでしまいます。
綺麗な瓶に入っていますし、値段も手ごろでお土産にいいと思います。私はサンクトペテルブルグに住んでいたので、ピョートル大帝の名前がついていたウォッカをお土産に購入していました。瓶もとてもおしゃれ。摺りガラスみたいな感じになっていてペテルブルグの街並みが描かれていました。


ロシア人はワインも好きです。ジョージアが近いのでジョージア料理のお店に行くと、ジョージア産のワインを飲むことができます。最近はロシアも健康志向が強くなっているので、赤ワインは人気があります。紙パックの物もあり、安く手に入ります。

あとはビールを意外と飲むんです!2ℓのペットボトルでも売られていたり、夏になると道で生ビールが売られていたり。缶ビールのサイズもたくさんあります。ペテルブルグにもビール会社があり、ネフスキーというビールが売っていました。ビールのイラストがペテルブルグの橋でした。CMもやっていました。片手にビール持っている人、街中で結構見かけます。

さて、ここからは日本でも飲めるロシアのお酒の紹介です。
ロシア料理店などに行くと、ロシアのお酒を飲むことができます。

ウォッカ 

・スタンダード ロシアの中では割と値段が高めのウォッカ。美味しいみたいです。お土産におススメです。

・フラグマン どこでもロシアで手に入りやすく、飲みやすく美味しいようです。スタンダードの半分以下の値段で買えます。

ビール

・バルチカ 一番飲まれているビールだと思います。サンクトペテルブルグに本社があります。何種類かあって、ビールに番号がついています。数字が高くなるほどアルコール度数も高くなります。ちなみにノンアルコールだと0と書かれています。3が定番です。

その他

・ペルツォフカ ウクライナのお酒です。旧ソ連時代からあるお酒で人気なので紹介することにしました。唐辛子の入った度数の高いお酒です。とても有名らしくどこでも売っています。琥珀色でハチミツ入り。この会社から同じシリーズの果実のお酒もありますが、日本では見たことがないです。

是非、試してみて下さい。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシア人男性は基本的にレディーファーストです。
道を譲ってくれたり、コートを着せてくれたり、手を差し伸べてくれたりします。

地下鉄でもお年寄りだけではなく、女性にも席を譲ってくれるので、座席に座っているのは女性の方が多いです。

今回はレディーファーストに関しての体験を書いてみたいと思います。

マルシルートカ(乗り合いタクシー)に偶然二人の男の先輩と一緒になった時のこと。降りる際に、一人の先輩が先にタクシーから降りて手を差し伸べてくれたのです。(乗り合いタクシーはボックスカーなので段差があります。)
しかし、私はそれに全く気付かず自分で降りてしまいました、、、。

時すでに遅し。もう一人の先輩が手を差し伸べてくれた先輩に対し、「手を差し伸べるのが遅いんだよ!」と言って、「そっか。」と言って先輩は苦笑いしていました。(いやいや、私が気づいてなかったんです!)でも、たぶんロシア人女性なら、すんなりと手を置いたと思います。なかなかこういうのは身に着けられない、、、。文化や習慣の違いをひしひしと感じる出来事でした。

そしてもう一つ。私のバイオリンの先生は当時70代後半のおじいちゃん。レッスン後はコートを学生だった私に着せてくれました。尊敬している先生にコートを着せてもらうのは、何だか申し訳ない気持ちになるものです。

レッスンであまりに私の演奏が良くなかったので「悪すぎて教えることはないから、帰れ。」と言われ、帰る準備をすることになってしまった時の事です。めちゃくちゃ怒られたのにコートは着せてくれました。

怒られたことと、レディーファーストは別.。怒られた後に着せてくれたコートの重みはかなりの重さに感じられ、ものすごく、ものすごく気まずかったのを覚えています。

バイオリン講師 澤井亜衣

姉からLINEで「これ知ってる?チーズケーキ食べてみたい」と言ってきました。

カルディで買ったロシアのシィローク
画像が送られてきました。

懐かしい!スィローク!

でも、あれってチーズケーキなのかな?ケーキ屋さんにはないし。と思い、姉に「知ってる!でもチーズケーキじゃないと思う。」と言ったら、「じゃあ、何?」と聞かれ、

「・・・」

何なんだろう。と思いカルディで買ってみました。

久しぶりのスィローク。ロシア語でチーズはスィールと言い、多分そこから来ているのだと思います。簡単に説明すればスィロークはチョコがけカッテージチーズ。ロシア人はチョコ好きなので、チョコがけアイス、エスキモーもあります。本当にチョコ好き。

カルディで購入したスィロークはなんと箱入り!高級感があります。ロシアでは箱入り見たことがありませんでした。輸入するからくずれ防止のためでしょうか?

カルディで買ったロシアのシィローク
ロシアで箱入り見たことないです。今はあるのかもしれません。

箱を開けると。

ロシアのシィローク
よく見かけた袋のパッケージ

こんな感じです。ロシアには色んな種類のスィロークが売っています。子供向けなのか可愛い動物のパッケージだったり、味もイチゴチョコやナッツがついてたり。何種類もあるので迷ってしまします。乳製品売り場に売っており、ビニール袋に何十個も入れて大量買いする人も。それだけよく日常で食べるんだなあと思います。
当時は日本円で70円くらいで購入できました。

袋を開けるとこんな感じ。

カルディで買ったロシアのシィローク

バーみたいな形なので袋を開けてそのまま食べてました。(ロシア人もたぶんそう)道でも食べやすいので、歩きながら食べてる人もよく見かけました。(結構、ロシア人アイスとかバナナとか歩きながら食べてます。中には、さきイカとか食べてる人も!)今回はせっかくなので、ナイフで切ってみました。ちなみにこれはミルクチョコ。ロシア人はダークチョコが好きな人が多いので、スィロークもダークチョコのものが多いです。

カルディで買ったロシアのシィローク
カッテージチーズなのでポソポソしてます。

食べると、懐かしい味でした。そして、相変わらずロシアの物はとても甘い。一つ食べると腹持ちがいいので、お腹が空いた時や時間がない時などに食べていました。

ロシアにはスィールニキィというカッテージチーズを丸くして焼いたチーズケーキ?のようなものもあります。


ロシアのチーズケーキが何なのかよくわからなかったけど、チーズをよく食べて、チーズが大好きなロシア人です。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアはコンデンスミルクは2種類?あるようです。

コンデンスミルクはスーパーで、パックになっていたり、缶詰になっていたりして売っています。
かなりの量で売られているので、ロシア人のコンデンスミルクの消費量はかなり多いと思います。

私はコンデンスミルクが好きなのでロシアで一番量の少ないパックに入っていたものを購入していました。日本のように容器が工夫されていないので、保存に困った記憶があります。

ロシア風クレープ(ブリヌィ)にコンデンスミルクをかけて食べることが好きで、クレープ屋さんに行っては、コンデンスミルクがけのクレープ注文していました。ロシア風クレープはスーパーでも冷凍食品売り場に並んでいます。

私はスーパーでコンデンスミルク入りのクレープを見つけたので、購入したことがあります。家に帰ってチンして食べて、中から出てきたのはコンデンスミルクの白ではなく、ドロドロした茶色のソース。しかもやたらと甘い。あれ?っと思ってもう一度パッケージを確認するとやはりコンデンスミルクと書かれてあり、何がなんだかわからず、、、。

のちにわかるのですが、ドロドロした茶色のソース焦がしコンデンスミルクだったのです。なるほど、それなら納得。普通のコンデンスミルクより甘いです。

この焦がしコンデンスミルクは、クルミの形をしたロシアのクッキーみたいなお菓子の中にも入っています。
このお菓子は、リスが持っているようなコロコロした可愛らしい形をしており、スーパーやお菓子屋さんに売っています。

どうやらおばあちゃん世代はこのお菓子を焼く器械を持っており、家で作るようです。
今はあまり作る人はいないようですが、料理番組の動画で作り方をみたことがあります。

コンデンスミルクがクルミ型のお菓子の話にずれましたが、とにかく甘い物が大好きなロシア人です。

バイオリン講師 澤井亜衣

祖母が柘植の櫛を持っていたのを見て、柘植の櫛に憧れて3年ほど前に購入しました。

柘植の櫛

椿油を着けて、メンテナンスして大切に使っています。3年前に比べたら少し色が変わってきました。
革製品等、色が変わってきて、味が出てきてそういうのは変化があっていいなと思います。

柘植の櫛は持った瞬間自然の物なので、ホッとするし、丁寧に仕上げた櫛は手にとても馴染みます。
頭皮のあたり方も心地よく、髪が絡んでいて梳かしてもあまり痛くないのも毎日使いたいなと思わせてくれるのだと思います。

こちらはロシアの櫛です。留学時代に市場で購入しました。

ロシアの白樺細工の櫛

ベレスタと呼ばれる白樺細工です。白樺の天然の色で、型押しのような花のモチーフになっているデザインはとても素朴で可愛らしいです。

ロシア人女性は長い髪の人が多く(日本人も多いですが)よく髪を梳かしています。
バッグの中にメイク用品はなくても、櫛は入っています。

日本の櫛とロシアの櫛全く違うので、比べようがありませんが、どちらの櫛もその国の良さが出ていると思います。
これからも大切に使っていきたいです。

バイオリン講師 澤井亜衣