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大人のバイオリン教室ノータは6月10日(水)よりスタジオレッスンを再開いたします。オンラインレッスンも継続して行ってまいります。毎日の検温、健康管理に留意してまいります。レッスン時は、定期的な換気の実施、マスクを着用いたします。また、備品等の消毒も行ってまいります。安心してレッスンに通えるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアで、たいていのクラシック作曲家は日本語の発音で通じるのですが、この作曲家だけはどうしても伝わりません。

それがハイドンです。

ハイドンはオーストラリアの作曲家で交響曲を数多く残しています。交響曲の「時計」や「驚愕」などが有名です。交響曲の父と呼ばれています。

ハイドンはロシア文字で書くとこうなります。

гайдн

この最初の文字「г」はアルファベットの「ゲー」で、フィギュアスケーターのエフゲニープルシェンコ選手の「ゲ」や、アニメ「チェブラーシカ」に出てくるワニの「ゲーナ」の「ゲ」がこの文字です。

ではハイドンを何と発音するのか?ガイドンです。「ハ」と「ガ」では、さすがに似てないので全く伝わらないです。

ロシアにはハの発音がないので、「ハリー・ポッター」も「ガリー」となり、ハリー・ポッターのメガネの容姿からは想像つかないような、いかつい感じになります。

ちなみに私の名前は「さわいあい」ですが、「さわい」の発音は「サヴァイ」となり、「あい」はロシア語で書くと下の写真のようになり、まるで携帯会社のよう。

ロシア語 

きっと外国人の方も、日本にはない発音が名前に入っていたりするんだろうな。と思います。

バイオリン講師 澤井亜衣

女性バイオリニスト達の動画やコンサートは演奏だけではなく、ステージドレスも楽しみの一つです。リサイタルでは、前半と後半で衣装を変える方も多いです。今回はそんな女性バイオリニストのドレスについて書いていきたいと思います。

基本的に女性バイオリニスト達の衣装はほとんどがロングドレスです。たまに、ヴィクトリア・ムローヴァやリサ・バティアシュヴィリがパンツスタイルで演奏しているとカッコいい!と思います。

下の写真はバイオリニスト、サラ・チャンです。彼女は、「毎回ステキなドレスが着られるので女性バイオリニストで良かった」とインタビューで語っていました。

バイオリニスト サラチャン

下の写真はアンネ・ゾフィー・ムター。いつもベアトップのドレスで、下のラインは見えていませんが、マーメイドスタイルなのも彼女のドレスの特徴だと思います。一流ブランドのものらしいです。

そして、最後にヒラリー・ハーンのドレス。デビュー当時のヒラリー・ハーンのドレスは濃い色合いの物が多く、妖艶で個人的にはとても好きです。彼女は日本でコンサートがあると、ドレスの生地の種類が豊富な為、日本で購入していたようです。

バイオリニスト ヒラリーハーン
この時代のヒラリーハーンは魔女っぽくて好きです。

女性バイオリニスト達の多くが袖のないドレスを着ています。それはなぜかというと袖のない方がバイオリンが弾きやすいからです。演奏中、結構動きます。袖があると肘があがらず、本当に弾きにくいのです。なので、バイオリンを演奏する時の衣装を購入する時には必ず試着します。そして、試着室で必ずバイオリンを弾く動きをします。(学生の頃、ちゃんと確認しなかった私のせいで、せっかく手作りしていただいた袖付きのドレスをノースリーブにした苦い経験があります)

それから、ステージから見えやすい右側にデザイン性のあるドレスを着たり、(例えば、スリットやワンショルダー)コサージュをつけるバイオリニスト達も多いです。

演奏だけではなくドレスにも個性が光ります。

バイオリン講師 澤井亜衣

オンラインレッスンを開始してから2ヶ月経とうとしています。スタジオレッスンと勝手が違うので戸惑うこともありましたが、オンラインレッスンでもレッスンが続けられていることに感謝しています。

スタジオレッスンと特に違うなと感じたことは、言葉の重要性です。表現力が大事だなと実感しています。そのために語彙力も大事なので、しっかり増やさなければ。

私はスタジオレッスンで、例え話をしながら音楽表現を教えることは、あまりしていませんでした。私が物事に対して思っていることと、生徒さんが思っていることが必ずしも同じであるわけではないからです。

ただ画面越しだと、ただの言葉と演奏だけでは伝わりづらく、プラスアルファ何かが必要だと思いました。そのため、例え話も加えるようになりました。

私にも経験があるのですが、例え話をされて、自分の中でそれが頭の中でパシッとハマった時は先生の模範演奏より強烈な効果を発揮します。

「こことここは違う風に弾いて下さい」より、「違う日に、こことここは弾いているような感じでお願いします」とか。「優しく、柔らかく弾いて」より、「うさぎを撫でるように優しく弾いて」とか。(この時教えていた4歳の生徒さんが、うさぎが好きだったので)

言葉が多すぎてもイメージを壊してしまったりしますが、足らなくても変化しない。とても難しいですが、教えることに対して柔軟性を持ちながらレッスンをしていかなければいけないなと思いました。オンラインレッスンで学ぶべきものがあり、勉強の毎日です。

相田みつをのハガキ
相田みつをさんの。一生勉強だけじゃないところがいいです。

顔の表情の乏しさは相変わらず。生徒さんから、この前のレッスンでこんなことを言われました。「パソコンが固まっているのかと思いました!」と...
ただ私が動いていないだけです。甥っ子にもテレビ電話で「固まっちゃってるよー!」と言われたので気を付けます。

バイオリン講師 澤井亜衣

バイオリンに関する映画で、「耳をすませば」という映画があります。映画の中では、聖司君という男の子がバイオリン職人を目指しています。今回は映画の主題歌カントリーロードをバイオリン二重奏で弾いて載せました。

今までのブログは、バイオリン独奏や、ピアノとバイオリンの編成が多かったですが、2つのバイオリンで演奏する編成もたまにあります。同じ楽器で弾き合うのは、なかなかいいものです。

二重奏の有名な曲として、バッハの「二つのバイオリンのためのコンチェルト」という曲があります。おそらく二重奏の中で1番演奏される曲だと思います。

今回、「カントリーロード」はバイオリンの下のパートを録音し、それに合わせて上のパートを弾いてみました。

映画の話に戻りますが、聖司君はバイオリン職人になるために、イタリアのクレモナに行きます。実際にクレモナには、バイオリンの製作学校があります。名器のストラディバリウスもクレモナで製作されたので、バイオリンの聖地です。

聖司君のようにバイオリン職人を目指す人はイタリアに留学することが多いです。でも、バイオリンの演奏を勉強する人は、イタリアにも有名は音楽院はあるのですが、ウィーンに行く人が多い気がします。音楽の都ですし。

そういえば、ロシアでお世話になっていた、バイオリン職人さんは、「千と千尋の神隠し」に出てくる窯爺みたいな人でした。情のある職人さんでした。

バイオリン講師 澤井亜衣

アヴェマリアとは、マリア様を賛美する声楽曲を意味します。いろんな作曲家が作っており、中でも三大アヴェマリアと言われる、グノー、カッチーニ、シューベルトは有名です。

今回はグノーのアヴェマリアを弾いて載せることにしました。私が初めてアヴェマリアを弾いたのがこのグノーでした。以前載せたカッチーニのアヴェマリアに比べて、さらっとしていて、伴奏も穏やかで光が差し込むような感じの曲に聞こえます。

グノーはフランスの作曲家で、代表作はゲーテのファウストに基づくオペラ「ファウスト」です。作曲家ヴィニアフスキーがこのオペラをバイオリンのために編曲した「ファウストファンタジー」という曲があるのですが、とても難しいです。

グノーは「アヴェマリア」の伴奏にバッハの楽譜を使用しています。のちに有名な作品となり、色々な楽器で演奏されています。

今回は私が弾いたピアノ伴奏とバイオリンで載せました。

ラファエロ

アヴェマリアのイメージが私にはこんな感じだったので、この絵を載せてみました。ラファエロの作品です。マリア様の顔がとても穏やかです。

バイオリン講師 澤井亜衣

私がレッスン時や練習の時に使用しているのがこの鉛筆です。

ファーバーカステルの鉛筆

ドイツの会社のファーバーカステルの4Bの鉛筆を使用しています。

4Bの鉛筆なんて濃い!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、指使いや運弓を変えることが多いので、消しやすい濃い鉛筆を使っています。

音大や音高の授業でも、先生から濃い鉛筆を使用されるように指導されるので、音楽に携わっている方は濃い鉛筆を持っている方が多いと思います。

いろんなメーカーの4Bの鉛筆を試したのですが、これが1番良かったです。他のメーカーより少し高いのですが、スルッと書きやすいです。

譜面台と楽譜

そして、何より気に入っているのが譜面台から鉛筆が落ちても芯が折れにくいです!!!譜面台から鉛筆が落ちることってあると思います。違う楽譜を立て掛ける時とか譜面台を少し移動させる時とか。私は結構落としてしまいます。濃いと芯が柔らかいので折れやすいですが、この鉛筆は折れにくいので、鉛筆を削る回数が少なくて逆にコストパフォーマンスがいいです。とても気に入っています。

バイオリン講師 澤井亜衣

ロシアで生活をしていて、とても不便だったことはこの時期になると寮のお湯が出なくなるということです。お水はでます。

ペテルブルクの街全体でお湯が出なくなるのですが、湯沸器など設備がある家やホテルなどは使用できます。しかし寮にはそういう設備がなく、約1ヶ月間シャワーを浴びる事ができません。

理由は、冬のボイラーが動かないことがないよう点検のためとか、職人さんの夏休みとか聞いたことがありますが、本当はどうなんでしょうか???

このことは、留学する前から知っていましたが、実際に体験すると本当に辛すぎました…

この期間になると1階にあるシャワー室にお湯は出ません。と張り紙がされ、シャワー室のドアの鍵がかかります。これが突然やってくるのです。お湯が出ない期間が書いてあるのですが、いつもその期限より延長されるのは確実でした。シャワーが利用できないまま、夏休みになると日本に帰国していました。

ロシアの5月は日差しも強くて結構暑いので、汗もかきますし、乾燥もしていたり、排気ガスなどで埃っぽいです。しかも6月に試験があるのでナイーブになっている時にシャワーを浴びる事ができないのは、睡眠不足になったりと大変でした。

この期間私はどうしていたかというと、いつもより早く朝6時に起床します。(朝、夜は結構寒いです。なので水で体を洗うのは辛いです。)そして、共同のキッチン(早く起きないとみんなが使うので)でやかんと鍋とフライパンでお湯を沸かします。そして、沸騰したお湯とお水を、バケツとオケとペットボトルの容器で混ぜながらちょうどいい温度にして身体や頭を部屋で洗うのです。この時期はリンスインシャンプーに切り替えることでお湯を節約していました。しっかり洗えないので、髪の毛がかなり抜けました。

この時期、二回ほど友人のアパートでお風呂を借りたことがありました。何と幸せでありがたかったことか!あんなにお湯のありがたみを感じたことはなかったです。

お湯のでない時期は確実に延長されるのですが、もしかしたら!と思い、お湯が出るとされる予定日からは、毎日シャワー室に行って確認していました。でも毎回ドアノブが動かないのでいつも落胆して自分の部屋に戻っていました。期待を持って触っていた、ゴツゴツしていたシャワー室のドアノブ。あのドアノブは鍵がかかっていなくても開けづらかったな。

バイオリン講師 澤井亜衣

カッチーニのアベマリアはシューベルト、グノーに並ぶ3大アベマリアの一つです。アヴェマリアとはマリアを賛美する曲です。

前にもブログに綴りましたが、本当はカッチーニではなく、作曲したのはヴァヴィロフというロシア人作曲家がカッチーニの様な作風で作曲しました。

ずっしりと重くのしかかるこの音楽はロシア音楽らしく、ズーンと心に入っていきます。

下の写真はラフマニノフの故郷ノブゴラドで購入したイコンです。ノブゴラドは歴史があり、ノブゴラドで観たイコンもかなり古い時代の物で、とても歴史が感じられました。

ロシア人のほとんどはロシア正教の信者です。ロシア正教会にはキリスト像ではなく、イコンが飾られています。ヴァヴィロフも信者だったかもしれません。

イコン

今回はカッチーニのアヴェマリアをバイオリンとピアノ伴奏で演奏してみました。相変わらずピアノ伴奏はダッタン人の踊りの時のように、私が弾いて録音したものです。

アヴェマリアについて以前に書いたブログです。もし良かったらこちらもご覧下さい。

https://nota-violin-lesson.com/blog/?p=575

バイオリン講師 澤井亜衣

タイトルの通り、日本の音大にはあるのに、ロシアの音楽院にはないものがあります。

それは生徒専用の練習室です。

ほとんどの日本の音楽大学にはあるのではないでしょうか?日本では、授業の空き時間、授業の前後に使用します。部屋によってグランドピアノやアップライトピアノが置いてあり、無料で貸し出す大学もあれば、有料の大学もあります。

しかし、ロシアの音楽院には生徒専用の練習室がありません。私が通っていた時は授業をする部屋すら確保できない状況でした。ですから、ロシア語の授業は寮に先生が来てくださっていたので寮で受け、和声と聴音は音楽院の付属学校で受けていました。さらに部屋がない時は廊下で授業なんてこともありました。

少し話がズレましたが、生徒が練習するときはどこでするのか?という話。昼間は授業する部屋さえないので、できません。もし自分の楽器があれば廊下とかで弾いていたりする人はいますが、ピアノ専攻の生徒達は廊下にピアノはないのできません。

なので、アンサンブルとかピアノが弾きたい時は授業の前後に練習します。

音楽院は7時から開いているので大きな部屋やお気に入りのピアノがある場合は7時前から音楽院の前に並びます。(冬は寒いし真っ暗で辛いです)

だいたい9時くらいから授業が始まるので、練習できるのは2時間くらい。その間に調律師さんがピアノのメンテナンスをしにきます。調律師さんは毎日7時から9時の間に全部のピアノをチェックしています。

先生がきたら、そこで練習はできなくなります。夕方はいつ授業が終わるかわからないし、練習したい生徒が沢山いるので、授業の後の練習室の確保はあまり期待できないです。

音楽院が閉まるのはだいたい22時くらい。こんな環境の中、素晴らしい演奏家の卵がしっかり育つ理由が今でも不思議です。やる気さえあれば環境なんて二の次ということなんだろうな。

バイオリン講師 澤井亜衣