楽器のメンテナンスの大切さ

楽器のメンテナンスは、とても大切な時間です。

目安としては、半年に一回くらいの点検、なかなかできない方は、一年に一回はしっかりメンテナンスをしてあげると安心です。

実際には一年半以上そのままになってしまうと、どこかしら修理が必要になることが多いです。

「そろそろ見てもらおうかな」と思った時には、すでに楽器の音の出方が少し変わっていたり、調子が落ちていたりすることもよくあります。
そして久しぶりに楽器屋さんへ行くと、「あ、やっぱり少し直した方がいいですね」と言われることも少なくありません。

楽器は、調子が悪くなってから行くというよりも、健康診断を受けるような気持ちで定期的に見てもらうことがとても大切です。

そうしておくと、大きな修理になる前に小さな調整で済むことが多く、結果的に楽器にも優しく、費用も抑えることができます。

ちなみに、購入した楽器であれば、楽器店での点検(健康診断)は基本的に無料で受けられることが多いです。修理が必要な場合だけ費用がかかります。

生徒さんから「なぜ楽器のことを健康状態と言うのですか?」と質問をいただいたことがあります。

確かに少し不思議な表現です。

バイオリンは木でできているため、環境や扱い方によって音色や響きが少しずつ変化していきます。少し生き物っぽいかもしれません

また、師事していた先生からは「バイオリンは命の次に大切なもの」と教わりました。今ではあまりそういった教え方をしないかもしれませんが、ロシアでは、習い始めの頃に楽器へ愛着を持つために、生徒がバイオリンに名前をつけることもあります。

楽器も人と同じように、日々こまめに気にかけてあげることで、長く良い状態を保つことができます。

楽器の響きが良いとモチベーションにもつながります。

ぜひ、ご自身の楽器も少し気にかけてあげてください。

バイオリン講師 澤井亜衣